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オープニング映像。
X線は医療に限らずモノづくりの現場でも使われる。X線を当てた時に物質から返ってくるわずかな信号でモノの中身を調べる。半導体チップの一つ一つが目では見えないほど微細な構造で、その中身を調べるのにX線を使っている。年々小型化する高性能な半導体を製造する上でX線分析計測装置は必要不可欠。装置の製造を手掛けているのが今回のガリバー「リガク」。
リガク・ホールディングスの年商は940億円、従業員数は2200人。主力事業はX線分析計測装置。物質にX線を当てると「モノを通り抜ける」「モノに当たったX線が散らばる」「モノから新たにX線が出る」の現象が同時に起きる。モノを通り抜けるX線を利用したのがレントゲン写真。リガクの装置では散らばるX線と新たに出るX線を分析・計測する。この2つの現象によってモノの中身を調べている。
半導体ウエハーはシリコン原子が並んでできている。規則正しく原子が並んでいればきれいに写る。不規則に並んでいる部分は黒く陰のように写る。調べたい物質から新たに出たX線を計測すると元素の種類がわかる。散らばったX線の角度を計測すると構造の違いはわかる。
ミクロの世界を調べるX線分析計測装置に使う部品にはわずかなズレも許されない。電子を金属にぶつけると1%のX線と99%の熱が発生する。大量の熱を分散させるために金属の的を回転させる。回転性能が求められるため、軸精度が数μmで要求される。X線発生装置と検出装置の角度調整をする部品は正しく中央に取り付ける必要がある。最終調整まで人の手が加わり高精度な装置ができる。
1951年に前身の「理学電機」を設立。当初からX線分析計測装置の製造を手掛けていた。世界初や日本初となる装置を世に送り出した。リガクの技術が生かされてきたのはモノづくりの分野だけではない。大学や企業の研究室で新材料・新素材の研究開発にも使われてきた。2025年にノーベル化学賞を受賞した北川進特別教授の研究室はリガクの装置を使うことでノーベル賞につながる功績をあげたという。
「グローバルマーケットでのプレゼンスを拡大していく」と川上社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
