- 出演者
- 井上裕貴 牛田茉友 片山美紀 黒田菜月
きょうから5日間、埼玉から発信される芸術に焦点を当て、その魅力に迫る。さいたま市では、先月7日から、さいたま国際芸術祭が開かれていて、市内80カ所以上に、世界各地のアーティストの作品が展示されている。テーマは、「わたしたち」だ。「わたしたち」自身をもう一度見つめ、暮らしや街などを改めて捉え直すというものだ。
芸術祭の会場の一つである大宮図書館からの中継。長さ2メートルの布に、いろいろなポーズの人の姿が描かれた作品。さいたま市民の等身大の姿を映した作品で、20ほどある。市民が参加したアートプロジェクトで作られた。両面を使っていて、姉妹など、大切な相手とペアで描かれている。一枚の布に、その時の自分と相手の姿を等身大で記録し、記憶に留めることができ、日常の自分たちを見つめることができる作品だ。黄色い感光液を塗った布に、外で、寝っ転がることで作る。光が当たる部分は青くなり、人や物が置いてある部分は白くなる。実際に制作に参加した中学1年の太田さんは、小学校の思い出が詰まった大切な卒業証書と一緒に映ることで、自分の人生を表現したという。太田さんの母親は、弾き語りを練習しているというウクレレを持って映っていて、娘中心に生きてきたところから、自分中心に生きていくという決意表明を表現したという。プロジェクトを手掛けた写真家の浅見は、人のつながりや関係性を表現する作品ができてよかったなどと話した。
さいたま国際芸術祭のパンフレットの表紙には、独特なタッチの写真が載っている。さいたま市内を撮影したもので、地元の人にも新鮮な気づきを与えたとされている。撮影した白鳥建二さんは、全盲の写真家だ。歩きながら、次々とシャッターボタンを押して撮影している。この独自の撮影方法で、独特な世界観を作り上げている。芸術祭の会場では、白鳥さんが市内で撮影した3000点以上の中から、芸術祭スタッフが選んだ作品が展示されている。芸術祭を演出しているディレクターたちが、白鳥さんの作品に惚れ込み、水戸に住む白鳥さんに撮影を依頼した。画角や構図にとらわれないことが作品の魅力につながっているという。白鳥さんは、18年前、友人から、写真を撮ったら面白いのではと言われたことをきっかけに、写真を撮り始めた。白鳥さんの写真は、国内外の芸術関係者に新鮮な印象を与え、注目された。これまで撮影した写真は、45万枚にのぼる。白鳥さんは、自分にとって重要なのは、自分の写真を面白がってくれる人がいることだなどと話した。白鳥さんの作品は、旧市民会館おおみやに展示されている。あすは、さいたま芸術祭のメイン会場から伝える。
人口減少が進む奥多摩町ではJR東日本とベンチャー企業が出資する会社が人を呼び込む拠点づくりのプロジェクトを進めている。これについてきょう記者会見が行われ、JR鳩ノ巣駅近くに宿泊施設と古民家を改装したレストラン、サウナがあるホテルをオープンさせると発表された。レストランとサウナは宿泊施設に先立って来年3月に開業するとのこと。また地域住民に働いてもらうことで雇用の創出や地域の魅力発信につなげたいとしている。
ヤマトホールディングスは貨物船用空港機3機をリース契約で初めて導入し、来年4月からの運航開始を前にきょう最初の機体が成田空港に到着した。自社専用の貨物機を持つことで長距離輸送の新たな手段を確保する狙いで、貨物の搭載量は最大でトラック約6台分にあたるとのこと。航空貨物をめぐってはANAホールディングスが航空貨物の輸送を手掛ける会社の買収を発表するなど各社の動きが活発になっている。
都内午後3時半現在の特殊詐欺電話の発生状況が伝えられた。80代女性宅に息子を名乗る男から電車にかばんを置き忘れ金と携帯がなくなった、仕事で至急金が必要できょうじゃないと責任を取らされるので用意してほしいなどと電話があった。話を信じた女性は自宅を訪れた上司の息子を名乗る男に現金300万円とキャッシュカード2枚を渡してしまい、口座からは400万円が引き出されたとのこと。「きょうじゃないと責任を取らされる」に注意するよう呼びかけられた。
新潟・秋葉区のタカツカ農園では種なしの八珍柿を日に約1000個干していて、干した柿は1カ月ほど風にあてて乾かすそう。夏の猛暑で例年より甘みが増加していて、12月中旬には食べ頃を迎えるとのこと。
NHKさいたま放送局から中継で、テレビのセットの廃材などに新たな付加価値をつけるアップサイクルを学ぶというワークショップが紹介された。子どもたちが作ったオブジェは今月25日放送の「スゴEフェス2023 生放送スペシャル!」でスタジオのセットとして登場するとのこと。また視聴者から投稿されたしゅと犬くんぬりえも紹介された。
- キーワード
- NHKさいたま放送局
全国の気象情報が伝えられた。
- キーワード
- 波浪警報
視聴者から投稿された「#わたしのいちオシ」が紹介された。
- キーワード
- 調布(東京)
エンディング映像。