- 出演者
- 合原明子 杉浦太陽 久我尚子
今年最後の放送は俳優の杉浦太陽と一年を振り返っていく。
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- 石川県穴水町立穴水小学校
今年は円安の中多くの外国人観光客が日本を訪れた年だった。こうした中、各地で発生したのが新たなオーバーツーリズムともいえる現象。象徴的だったのが山梨県のコンビニ。富士山と一緒に写る写真がSNSで世界中の注目を集め外国人観光客が殺到した。しかし、ここは交通量の多い道路で事故につながりかねない行為が頻発。地元の自治体は富士山を見えなくする黒幕を設置するなど対応に追われた。SNSによって想定外の場所に突如、人が押し寄せるオーバーツーリズム。日本の観光の新たな課題となっている。
身近な交通インフラにも異変が起きていた。首都圏でバスの廃止や減便が相次いだ。東京・足立区では今年3月、地元を走るコミュニティーバスが廃止になった。この路線ができたのは20年程前。住民たちの署名を集め区に撤回を求めたが停留所は撤去された。こうした減少の背景にあるのが「2024年問題」。運転手の労働時間の規制が強化されたことなどによって人手不足が加速した。横浜市にある市営バスは今年に入り運転手の勤務調整は綱渡りの状態が続いている。ここでは春のダイヤ改正で全体の4%程に当たる367便を減便。
バスの減便の問題では労働時間の規制に加えて運転手の平均年齢が54歳なので退職する方が増えている一方で新規採用が進んでいない問題がある。25年に向けて自動運転サービスの検討が今、進んでいるが東京、埼玉など一部地域ではすでに実証試験がされていて、定期運行サービス羽田空港近くでも実施されているが政府としては25年をめどに50か所程度でサービスを目指しているという。
今、若者の間で広がっているレトロブーム。昭和の時代に実際に使われていた雑貨や、おもちゃなどが人気を集めている。その影響はおばあちゃんの原宿と呼ばれる東京巣鴨にも。巣鴨地蔵通り商店街には昭和の面影が残る店を目当てに若者が多く集まっている。レトロブームを追い風に巣鴨の商店街は若者から高齢者まで3世代で楽しんでもらえる街を目指したいとしている。
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- 巣鴨地蔵通り商店街
地域の魅力を再発見するキーワードが「ガストロノミーツーリズム」。文化や歴史などと絡めて食を楽しむ観光の形。6000人程が暮らす千葉県神崎町。今、町が売りにしているのが江戸時代から盛んに造られてきた酒や、みそなどの発酵食品。酒蔵が主催するツアーでは発酵文化を体験できることから外国人観光客にも人気を集めている。全国で初めて「発酵」をテーマにした道の駅もつくられ来訪者は年間85万人を超えている。神奈川県三浦市が売りにするのは富士山の景色と地元の名産品を掛け合わせた唯一無二の食体験。メニューは相模湾で取れた金目鯛を使った料理。名産のサザエを使ったスープなど東京の第一線で活躍する料理人が考案した。食通の外国人を招くなどして三浦市のガストロノミーツーリズムの魅力を伝えようとしている。
インバウンドの消費の内訳を紹介。2015年は中国人の爆買いが注目された時期だが、この時は買い物代が4割を超えていた。これが直近では3割に減って代わりに宿泊や飲食、娯楽サービスなどのコト消費が7割を超えるようになっている。そして、観光客だけでなく日本の若者もレトロを楽しみたい、体験したという傾向が見られた。今年公開した「ネタドリ!」の記事でネット上でよく読まれたものをランキング形式で紹介。1位は7月に投開票が行われた東京都知事選挙の候補者の訴えや争点をまとめた記事だった。そして、2位はクルド人コミュニティーが広がる埼玉県川口市の実情を取材したもの。3位は不動産高騰の原因や高騰がいつまで続くのかを取材したものだった。
この夏全国各地で発生した米不足。価格は去年と比べておよそ3割値上がり。レタスやトマトも例年に比べ値上がりした。背景にあるのが気候変動による異常気象。農作物の生産や流通の現場ではこれまでにない対応を迫られている。生鮮食品の宅配サービスを行っている企業では農家と協力して調達する野菜の種類の変更を進めている。新たに栽培しているのが暑さの影響を受けにくいレタス。収穫までの期間が通常のレタスの半分程のため高温にさらされるリスクを減らせる。りんごの一大産地、長野県。農家を悩ませるのが強い日ざしによる日焼けの被害。地域の農家は遮光ネットを設置するなど多額の費用をかけた猛暑対策に追われていた。
物価高について現状の分析と来年の見通し。野菜や生鮮食品については悪天候や輸送コストが増える、円安といった状況で価格が上がる可能性は出てしまうが、ただそういった変動要素の大きな生鮮食品を除く総合指数というので見ると物価上昇率自体は今後、低下していく見通し。その理由はこれまで影響の大きかった原材料価格やエネルギー価格の高騰の影響が一巡したということ。ニッセイ基礎研究所の見通しとしては24年度が2.6%、25年度が2.1%と下がっていく予測で価格が下がるというわけではないが、これまでの値上がり幅はどんどん小さくなるという。
今、中高年男性の間で美容に目覚める人が増えている。家電量販店ではメンズ美容に特化した商品が続々と登場。工事現場の中にはスキンケア用品を常備する場所も。
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- 新宿(東京)
10月に開かれた国内最大級のビールの祭典では今年初めてノンアルコール飲料の専門ブースがお目見えした。高級レストランではコース料理の味を引き立たせるさまざまなノンアル飲料を開発している。鎌倉の日本料理屋をのぞくとノンアル飲み会が開かれていた。SNSから広がったこのグループの会員は5000人以上。お酒を飲まずに料理や飲み物を楽しむ生き方を広げたいとしている。
2025年の暮らしについて専門家は「来年後半から消費が活性化する可能性がある」と話した。
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