2023年11月8日放送 21:00 - 21:54 テレビ東京

60秒で学べるNews
【緊急生放送“中東危機”今こそ知りたいギモンを解決】

出演者
ウエンツ瑛士 田中瞳 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

報道SP 緊迫“パレスチナ情勢”
イスラエル・ハマス 衝突1カ月 ギモンを解決…“過去”との違いは?

4つのナゼについて解説。ナゼ民間人が犠牲に?ナゼ対立し続ける?ナゼイスラエルとアメリカは親密?ナゼ微妙な立ち位置?ハマス幹部への単独インタビューやニューヨークから中継。錦田教授は初めて行った海外がパレスチナ、学生時代から難民問題を追っている。錦田教授は「ガザ地区に対する攻撃はこれまでも何度か大規模なものがあったが、その時でも最大の死者が二千数百人、今回はすでに1万人を超えていると戦闘も続いているので心配される状況」などと述べた。

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ガザ地区(パレスチナ)
ナゼ イスラエル・パレスチナは対立?3000年史から見る「土地の争い」

そもそもなぜ、イスラエルとパレスチナは対立しているのか?3000年前にユダヤ人が王国を築いたとされる土地をめぐるパレスチナ人との争いだとされている。現在、イスラエルに多く住むユダヤ人とパレスチナ側のアラブ人それぞれの見方を豊島さんが60秒ずつ解説。まずユダヤ人が戦うワケ。ユダヤ人は長年にあわたり迫害をうけてきたという歴史があり、およそ3000年前今のイスラエルのあたりに王国を作ったとされているがこの王国にローマ帝国が侵攻しエルサレムの神殿を破壊されユダヤ人は世界中に離散した。その後第二次世界大戦中にはナチス・ドイツによるホロコーストと呼ばれる迫害と虐殺でおよそ600万人が犠牲になった。このためユダヤ人は戦後、自分たちの国がないと生き残れないと決意し1947年の国連決議を経て翌年の1948年にパレスチナという場所にイスラエルを建国。ようやく手に入れた国を手放さないという強い思いが今回のような強い行動に繋がっている大きな理由となっている。パレスチナ人からみた戦う理由は、ユダヤ人がローマ帝国の侵攻により世界中に離散した後、パレスチナ地域にはアラブ系の人たち(パレスチナ人)が暮らすようになり、19世紀になるとこの地に昔住んでいたユダヤ人たちが移住してくる。そして1947年の国連決議によりパレスチナ人が人口の3分の2近くもいたに関わらず土地の半分以上がユダヤ人の領土となってイスラエルができた。これにパレスチナ人は黙っておらず、イスラエル建国翌日にはエジプトなどアラブ諸国とともにイスラエルを攻撃しその後も大きな戦争が度々起きた。しかしパレスチナ人は戦争に負け行き場を失い、今のガザ地区とヨルダン川西岸に逃げ込むこととなった。今はこの2地域がパレスチナ自治区に指定されているが、なぜ自分たちの土地がユダヤ人に奪われたままなのか?その怒りがパレスチナ人にはあるということだと解説した。

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イスラエルとパレスチナの対立について解説をうけた天野さんは、「何をもって今回の争いのゴールにするかが非常に難しい。」などとコメントした。坂下さんは3000年前からの土地争いであることについて「宗教間の問題なのかなと思っていた。どっちが正しいとかじゃないかなと思っちゃいました」とのべた。土地を争う問題の変遷は、1947年の国連決議でユダヤ人に57%、アラブ人に43%の土地を分割する案が採択。イスラエル建国直後を含め4度にわたり戦争がおきる。第3次中東戦争でイスラエルはパレスチナ人が住む場所とされてきた今のガザ地区とヨルダン川西岸地区を占拠した。錦田さんによると、パレスチナ自治区と言われることについて、まだ独立国家ではなく1993年のオスロ合意でイスラエルの首相とPLO議長の間で枠組みの合意がされ、その後パレスチナが独立に向けた具体的なプロセスを進めることがうまく進まず現在に至っていると解説した。今イスラエルのネタニヤフ首相は6日、今後ガザを直接統治すると示唆しており歴史を逆戻りさせる状況となっている。そして、今回攻撃をしかけたハマスはオスロ合意の前の1987年、イスラエルの占領に対し一斉蜂起するインティファーダという運動がおきたときに設立された組織で、最初は福祉活動を中心に行ってきたが、今回の攻撃で暴力性があらわになったとも言える。ハマスは武装闘争によるイスラム国家の樹立を掲げており軍事行動を拡大。2007年にガザ地区を実効支配しておりその後も戦闘が起きている。

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ナゼ アメリカとイスラエルは親密?“中東危機”で変わる世界/“中東危機”で変わる世界 抗議デモから見える変化

ナゼ アメリカとイスラエルは親密?ニューヨークから田口さんが解説。田口さんは「アメリカにはおよそ760万人のユダヤ系の方が住んでましてイスラエルに住むユダヤ人よりも大きい人口規模」などと話した。田口さんによる60秒解説「私たちが普段使っているGoogleやfacebookの生みの親、実はユダヤ系アメリカ人なんです。ユダヤ人の中にはビジネスで成功した人も多くアメリカ経済界での存在感も背景に力を持つのはイスラエル・ロビーです。政府や議会に政策をイスラエル寄りにするよう強力に働きかける組織のことで去年の選挙ではイスラエル・ロビーが支援した候補者の98%が当選しました。もう一つ鍵を握るのはアメリカ国内人口の4分の1を占めるキリスト教保守の福音派です。彼らは聖書の記述に沿って今のパレスチナを”神がユダヤ人に与えた地”と考えていましてユダヤ人国家のイスラエルを支持している。アメリカとイスラエルの蜜月関係の背景には政治と密接に結びついた親イスラエル組織の存在があるんです」。その上で田口さんは「パレスチナを支持するデモも多く開かれている」などと話した。

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WBS

WBS番組宣伝。元米大統領補佐官マクマスター将軍に直撃。

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ハーバート・マクマスター
日本はどう向き合う?中東「バランス外交」の狙い

世界を巻き込む中東地域での混乱。日本はこれにどう向き合っているのか。将来的なパレスチナの独立を認め、イスラエルと共存する「2国家解決」を支持する日本。イスラエルとは経済分野を中心とした協力を拡大させる一方、パレスチナの経済的な自立を長年支援するなど独自の取り組みも進めてきた。イスラエル寄りの姿勢を取るアメリカなどとは一線を画し、イスラエルとパレスチナのそれぞれに配慮する日本の外交姿勢。その理由とは。

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ガザ地区(パレスチナ)岸田文雄
イスラエル・ハマス 衝突1カ月 日本にできること

日本がイスラエル寄りでもパレスチナ寄りでもないスタンスを取る理由について錦田さんは「日本政府はこれまでイスラエル・パレスチナ双方に対し良い関係を構築していた。イスラエルとの経済関係も深いし、パレスチナに対しても経済的な援助をずっと行ってきた。なおかつパレスチナ側についているアラブ諸国との関係も今後石油など資源の関係で良い関係を保ちたいということで中立の立場を取ろうとしているんだと思う」と話した。天野さんは「結局犠牲になっているのは子どもたちなので早く解決に向かってほしい」などとコメントした。

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ハマース
(エンディング)
テレ東BIZ・TVer・U-NEXT

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(番組宣伝)
WBS

「WBS」の番組宣伝。パレスチナ情勢で日本企業も責任?

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