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- ウエンツ瑛士 田中瞳
テレビ東京は南極観測隊に同行取材をしている。今回は昭和基地から60秒解説。ちなみに、今は真夏でマイナス1℃、冬はマイナス20℃くらいになる。ドームふじ基地の平均気温はマイナス54℃くらい。
2023年12月20日、昭和基地に到着した南極観測隊は第65次(約80人:国立極地研究所など国の機関の職員、大学や企業の研究者・技術者など)。隊員は観測系・設営系にわかれる。観測項目は130以上。ペンギンの生態をしらべる、気象観測ゾンデを毎日2回(9時・21時)飛ばす、など。夏隊(約50人)は夏の2カ月間滞在、越冬隊(約30人)は1年2カ月間滞在。ちなみに、第1次は1956年。樺太犬のタロとジロも同行した。
南極で観測を続けるのは、未来予測をするのに必要な過去のデータを集めるため。「観測隊は、500年後の地球はどうなるのかをできるだけ正確に予測するために必要なデータを集めるという壮大なミッションに取り組んでいる」と隊長。隊長によると「調査で特に重要なのは氷床の下の氷を取ること」「その氷には、太古の地球環境の情報がタイムカプセルとしてとじこめられている(約11万年周期で温暖期と寒冷期を繰り返している、現在よりも気温が高い時期があった、など)」とのこと。
隊長のはなしのつづき。「氷床深くの氷を採掘するのには、掘削装置を設置しておこなう」「過去2回おこなっていて、2回目の調査(2007年)では、3035メートル下、約72万年前の氷を採取した」「現在3回目の採掘調査中で、今回は100万年前の氷を目指したい」「どういうメカニズムで寒い時期から暖かい時期になるかわかれば、地球温暖化が進むときにどういう風になるか予測できる」など。
国立極地研究所の話を聞いた。「南極の氷が白いのは、降り積もった雪が圧縮して氷になったから」「降った時の空気がそのまま含まれる」「雪が圧縮して凍るまでには数千年数万年かかる」など。
観測隊の設営に関する話。「昭和基地では雪を溶かした水を循環利用している」「週1回バーがオープンする」「酒は共同購入で飲み代は無料」。
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国立極地研究所の話のつづき。「南極の面積は日本の約37倍」「氷の暑さは平均約2000m、最高氷厚約4800m」「地球上の氷の90%が南極にある」「年間100ギガトン(日本で使われる生活用水約7年分)の氷が流出している」。なお、氷が減少するメカニズムについては調査中。
国立極地研究所の話のつづき。「どこの国にも属さない南極には、29カ国約80の基地がある」「夏でも氷がとけない困難な場所にある昭和基地では、1957年に出発した第2次観測隊のとき、氷が厚くて船が基地に入れず、第1次のときに連れて行った樺太犬(タロ・ジロら)を放置してしまった(そのときの話を映画にしたのが1983年公開の南極物語)」「初期の頃、南極に色々な動物を連れて行った」「南極に行った猫の名はたけし」など。
南極観測隊は犬が有名だが、猫もいた。猫のたけしは、第1次隊隊長・永田武氏から命名された。オスの三毛猫は珍しく縁起がいいため、旅のお守りとして連れて行った。現在、南極への動植物の持ち込みが禁止されている。さらに、南極には雪と氷に覆われ白いため隕石を発見しやすい。日本に持ち帰り調査が行われている。地球の過去と未来を知るため、今日も南極で観測中。
東京・練馬区のスーパーアキダイ関町本店では、閉店1時間30分前の夕方6時に店員が値引きシールを貼ると商品が売れる。アキダイは閉店3時間前ごろから徐々に値引きを行う。店主や担当者の長年の経験・勘でシールを貼っている。そんな値引きの新しいシステムが誕生した。とある企業の値引きラベルを発行する機械は、同じ弁当の状態でも住宅街・駅前・オフィス街で値引き率が変わる。
先のVTRで紹介した値引きラベルを発行する機械は、過去の売れ行き・在庫数・来店客数・天候などさまざまなデータをもとに売れ行きを予測し、売り切るためにいくら値引きするかAIが判断する。売れ残りが減って食品ロスを防ぎ、収益UPにつながる。ローソンでもAIを使った値引きを今春から全店で導入予定。テスト販売では廃棄数rが減って利益が5%アップした。
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日本では2024年に世界で初めて50歳以上が人口の5割を越える。2022年には日本だけでなく、イタリア・ドイツ・フランスも国民の4割以上が40代以上となった。一方、インドやナイジェリアは半数が20代以下。日本は今年、5年に1度の公的年金の財政検証が行われる。年金制度の見直しへ。2019年には老後2000万円問題が話題となった。
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日本の年金制度は2階建てになっていて、1階は国民年金、2階は厚生年金。個人事業主や専業主婦などは国民年金だけ。会社員・公務員などは厚生年金がもらえる。喜多村指揮の年金額計算法によると、国民年金は2万円×加入年数、厚生年金は5500円×加入年数×年収(百万の位)。厚生年金の年収は40歳頃のボーナス込みの年収。年金は知らないと損するが、得するチャンスもいっぱい。
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TVerで配信。
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今年は5年に1度の年金の見直しが行われる年。保険料を納める期間が延びるという改正がされる。国民年金は20~59歳までだったが、64歳までになる。保険料は年間約20万円なので100万円ほど増える。厚生年金は69歳までから74歳までとなる。これからは納める期間が増えていくので長生きしないと損。もらえる額も増えるのか?国民年金は40年で80万円が5年プラスで90万円、厚生年金は納付する額も受け取る額もともに増額することになる。受給開始の繰上げ制度と繰下げの制度があり。早く受け取ると1年間の受給額は減る、遅く受け取ると増える。話題の「iDeCo」は個人型確定拠出年金のこと。個人で加入して運用して積立てていく。月5000円から1000円単位で掛金を設定でき、運用方法は定期預金や投資信託など。公的年金は目減りする可能性があるが、iDeCoは運用するので物価上昇分を補うことができる可能性がある。iDeCoは税制優遇が受けられるメリットがある。65歳まで積み立てが可能で、75歳まで運用が可能。運用益が非課税というのもある。
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日本人は生命保険が好きだが、自分は生きていないのでもらえない。長生きのリスクを考えると個人年金保険だという。個人年金保険は老後にもらえる保険で税制優遇が受けられる商品もあり、60歳前でも解約が可能。
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