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- 三上洋 ウエンツ瑛士 田中瞳
2024年大胆予測。その道のプロが今年の注目ポイントを先取り。知識ゼロでも名曲が作れる時代に?今年11月のアメリカ大統領選挙、トランプ氏前代未聞の秘策とは?“脳”を搭載した最先端ロボットが登場!
去年注目された言葉「生成AI」。ChatGPTが世界中で話題になった。ほかにも去年あるCMが話題に。生成AIが作成した実在しないモデルで、伊藤園は「30歳前後の女性」「健康的」「活発的」など商品イメージにあった特徴を設定しこのモデルが生まれたという。今後、生成AI市場は急速に拡大、2022年1兆2000億円から2030年14兆2000億円まで成長する見込み。世界の名だたるIT企業も続々と参入、生成AI搭載の書類作成アプリも登場し始めている。生成AIは今年どんな進化を遂げるのか、三上洋氏が大胆予測。「2024年生成AIはもっと身近で実用的な相棒に」とのこと。
三上氏の予測は「2024年 生成AIはもっと身近な相棒に」。「家庭でも活用する日が来る、例え冷蔵庫の中を撮影しその日の献立を相談すれば画像を認識し提案、レシピについても質問すれば回答してくれるキッチンの相棒。家庭での活用が今後広がっていく」「ビジネスでは書類作成アプリに生成AIを搭載。すでに一部の企業で利用されている。仕事の相棒」などと話した。宮本亞門さんはすでに挨拶文などを作る時に使っているそうだ。三上氏は「ChatGPTが出た頃から局面がガラッと変わり、さらに実用的。ChatGPTの一番わかりやすい機能は画像生成機能」などと話し、実際に画像生成の実演をし、スタジオでは出来上がった画像に「本物!」など驚きの声があがった。さらに出来上がった画像に追加で質問を加えると画像の内容が変わり、さらにわかりやすい画像ができあがった。画像生成AIはネット上のあらゆる画像を学習し指示されたキーワードに従って画像を生成する。またSuno AIは何万曲ものメロディーやコード進行を学習し、楽曲を作成してくれ、歌声も生成する。スタジオではスタッフが考えた歌詞から生成AIにメロディーを作ることに。曲調も選ぶことができ1分~1分半ほどで曲が2パターン完成。試聴するとスタジオでは拍手が起こり、宮本さんは「すぐにミュージカルが作れる」などと話した。著作権の問題について豊島さんは「AIが学習のために著作物を利用することは認められているが、AIが生成した画像などを公表・販売する場合は著作権侵害の可能性がある」などと説明した。ニュースのまとめ「2024年生成AIはもっと身近に!ヒット曲を生み出すことになるかも!?」。
去年11月、東京で開催された国際ロボット展。各社から様々な最新鋭のロボットが発表され大きな話題に。「大型ハンドリングロボット」は重いものをただ持ち上げるだけでなく、回転させものの向きを自由に変えることが可能。お辞儀をしている「ヒト型双腕協働ロボット」は二本のアームにある多くの間接を使いものを運搬。アームを折りたたむことで設置スペースを最小限に抑えるという。そして一糸乱れぬなめらかな動きをする「協働ロボット CRX」は先端部分に様々なプラグを付けて使う多機能タイプ。例えばコンベアにのって動くケーキにイラストが書ける。こうしたロボットは深刻化する人手不足の解消に期待されている。一方世界では先月アメリカのテスラが開発中の新型二足歩行ロボット「オプティマス2」を公開。ひと世代前から歩行速度が3割アップしバランス性能も向上したという。膝を曲げスクワットのような動きをしてもふらつかない。熾烈な競争が進むなか2024年ロボットが劇的な進化を遂げると話すのは以前番組にも出演したロボットクリエイター・古田貴之。古田さんは「2024年、ロボットが脳を搭載。また人間に近づきます!」と述べた。
古田さんは「ロボットがなぜ人間のようにスムーズにあるけないのか。その理由は一昔まえのロボットは周りにある段差などを検知し、その高さを超えるために足を何cm上げたらいいのかという仕組みだったから。でも人間は歩く時そんなこと考えない。それは小脳が赤ちゃんの頃から学習してきた経験をもとに無意識レベルで筋肉に指令を与えるから。つまりロボットにもこのような小脳があればいいと考えた。私が実験で使うのは仮想空間。そこに4096台の仮想ロボットを準備し、あらゆる状況を2万回経験させる。実際には何十年もかかることが5時間でできる。こうして進化した小脳を使いロボットを動かせばまるで生き物のような動きになる。2024年、ロボットはまた一歩人間に近づく。」などと述べた。スタジオに脳を搭載した最新ロボットが登場した。
絶望ロボット。古田博士の研究チームが開発。人間の運動を司る小脳にあたる装置を搭載。このロボットにはカメラ、センサーがない。段差があることを知らない。ひっくり返すと一瞬で起き上がる。ロボットは中国製の一般的なロボット。古田博士が仮想空間で脳を鍛えて育てて2万回ぐらい育てて脳を入れ替えるとロボットが最高のパフォーマンスを発揮する。仮想空間では4096台のロボットが様々な動作を学習。何十年かかる学習時間も5時間に短縮。進化した脳をロボットに移植することで生き物のような動きが可能になる。古田博士は「今の人工知能が進化して小脳が進化すると小脳と大脳が直結するとすごいロボットができる。このロボットにカメラとセンサーを付けつくば市にある1周2キロの公園を自動操縦した」などと述べた。コントローラーを使わずロボットが自走。横断歩道に来ると止まり、車を待つ。障害物などは自ら判断。仮想空間で鍛えた脳を活かした研究が進められている。古田博士は「技術って生ものだから新鮮なうちにみなさんに届けたほうがいい。少子高齢化なので働き手が少なくなる。ここを代わりにやってくれて日本のみんながハッピーで豊かに生きられる社会になるとうれしい」などと述べた。2024年脳を搭載したロボットが大幅に進化、人間のような繊細な動きが再現可能に!?
田中アナは「2024年、世界各地で選挙が目白押し」などと述べた。1月、台湾総統選。3月にはロシア大統領選挙、プーチン大統領が出馬を表明。4月には韓国でも総選挙。70超の国と地域で選挙が行われる。最も注目されるのは11月のアメリカ大統領選挙。前代未聞のトランプ劇場幕開けか!?
今年11月に行われるアメリカ大統領選挙では、返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領と、再選を目指す民主党のバイデン大統領が争う。再対決した場合の支持率は、バイデン大統領が44.3%、トランプ前大統領が46.5%だという。トランプ氏は、大統領になった場合24時間以内にウクライナでの戦争を終結できると宣言している。また、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突については、「バイデン政権の弱腰が紛争抑止の失敗に繋がった」としている。トランプ氏は、2023年に合計91件の罪で4回起訴されており、別の民事訴訟も抱えているという。さらに、アメリカ・コロラド州では、予備選にトランプ氏の出馬を認めないとしている。一方、バイデン氏は歴代大統領で最高齢の81歳で、健康不安説が絶えないのが現状となっている。
海野素央さんは、アメリカ大統領選挙について、法廷がトランプ劇場に怪演できるかどうかが勝敗の鍵を握ると指摘。海野さんは「トランプ氏は起訴されるたびに支持者が団結する方なんです。支持者は、トランプ氏の話以外を全てフェイクだと思っていますからね。そして、バイデン氏はイスラエル・ガザ戦争で支持を落としています。もし、トランプ氏の裁判が中継されると、どちらに有利に転ぶのか、鍵になると思います。また、最新の世論調査では、アメリカ国民の6割が、アメリカのリーダー的役割を減らすべきと考えており、税金を自分の国に使うべきと主張していますしね」などと話した。
アメリカ大統領選挙について、ロボット研究者の間で懸念が広がっている。中国は。2027年に中国人民解放軍創設100周年を迎え、台湾に侵攻する可能性が高いとみられている。ロボットクリエイターの古田さんは「今年・来年で世界の動きが激しくなる中、トランプさんが大統領で大丈夫かと不安な声が出ています。戦争になれば、ロボットの物資となる半導体が手に入らなくなります」などと話した。
来週の「60秒で学べるNews」の番組宣伝。世界が注目する台湾総統選を解説。
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