- 出演者
- 弘中綾香 入山章栄 玉城絵美
2025年12月、日本経済団体連合会 第14回審議員会にて高市総理大臣はフィジカルAIの実現が必要だとした。そこで今回はフィジカルAIを構築しているスタートアップ「H2L」を特集。
オープニング映像。
入山は従来のAIの活用領域は人が少し賢くなる程度であったがこれからの時代は世界中のあらゆるモノにAIが搭載され、モノに知性が宿る時代が到来し、2033年にはフィジカルAIが140兆円規模の市場になるなどと伝えた。H2Lの玉城代表が登場。玉城は人の動きをAIに取り込んでいるなどと説明した。東京都庁で開催している西新宿スマートシティラボではAI・ロボットなど最先端デジタル技術を展示し未来の年サービスを体験できるスペースが設けられている。その中にあるH2Lのブースでは筋変位センサー「FirstVR」が展示され、「FirstVR」では4つの筋部位ごとの分析を行い、けん玉名人の動きと何が異なるのかをアドバイスしてくれる体験ができるなどと解説した。その技術を応用したのが接続されたロボットを操作できるカプセルインタフェースであり、リアルタイムでロボットと人間の動きを同期できる。今年8月にリリースされたロボット制御を生成するフィジカルAIではH2Lの技術で繊細な動きを実現している。玉城は世の中にはすでにロボットは様々な種類があるが、それを制御できるAIが足りておらず、フィジカルAIに必要な人間のデータが足りていないなどと話した。H2LがAIに学習させている動きは固有感覚と呼ばれており、固有感覚は重さ・抵抗感・位置などを司る感覚であり、目を閉じて人差し指を自分の鼻に当たる行動も固有感覚の一つなどと解説した。H2Lでは筋肉の膨らみを計測し、人間の日常動作のデータを収集し、データをAIに学習させロボットの動きを人間社会に適応させることを目指している。玉城は一般的に一つの総合タスクを達成させるのに約5000時間は必要とされているがH2Lの技術を活用し、名人や上手な人の動きを参照することで約30分でデータを収集し終えることが出来るなどと明かした。
玉城はボディシェアリングとはアバターやロボットの体験を人間と共有することなどと説明した。入山がH2L開発の「Unlimited Hand」を体験し、メタバースの体験を現実世界で体感できるなどと伝えた。この技術では電気刺激で人間の体の制御することも可能であり、アバター・ロボットと人間が体験を共有するボディシェアリングが出来る。入山は信頼関係や共感性は近接感覚によって育まれるものであり、フィジカルAIによってより没入感のあるリアルに近い体験が実現できるようになっていくなどと話した。
玉城は元々引きこもりであり、学校へも極力ギリギリに通学し、友達にテレビ電話して代わりにバーベキューに行ってもらった事があり、このままではダメだと感じながら世の中に家にいながら外の体験ができるサービスや研究がないか調べたものの見つからず、工学で博士号を取得し、事業もなかったため自分で起業することにしたなどと語った。玉城は20年前からフィジカルAIの時代が来ることを予見しており、2008年にPython3.0で深層学習といったAIの基となるライブラリが発表され、当時はフィジカルAIという言葉がなく計画文章にはフィジカルワークサービスと記載していたなどと明かした。玉城は2012年にH2Lを起業したが、本当は経営ではなく研究者として研究し続けたく、2026年になると起業者も増加していてもっと早くやってくれれば嬉しかったなどと明かした。
入山はGoogle創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはいわゆるオタクであり、Geekと呼ばれる人たちは、ものすごく深いところで好きなことだけを追い求めており、今世界を動かしているのはみなそういう人物たちなどと伝えた。
玉城らはいまでも人前が苦手であったり人見知りであるが、なんとかなるだろう、どうにでもなってもいいという気持ちを常に持っており、そうすることで新しい体験が得られたり、会社としても大きくなるなどと語った。
