- 出演者
- 松下奈緒 山里亮太 森泉 今田耕司 森香澄
オープニング映像。
オープニングの挨拶。審査員軍団を紹介した。神田裕行、関谷健一朗、中村栄利に加え国民代表審査員としてGACKTが審査する。GACKTは「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」で主演を務めている。今大会は6つのジャンルに分かれてエントリーがスタート。461名の応募者の中で書類審査を通った114名が全国の調理師学校で実技を披露した。激闘の末、ファイナリスト4名が決定した。多数のホテルやレストランを経営するインドネシアの実業家・レイノ・バラックさんが特別ゲストとして来日。バラックさんは「できればスカウトしたい」と話した。決勝戦はトーナメント方式で行う。
さや香は「ガストロノミー “ジョエル・ロブション”」を訪れ、ファイナリストの根本シェフに「キャビア アンペリアル ロブションスタイル」を作ってもらった。オマール海老で作ったジュレの真ん中にズワイガニとエシャロットのサラダをのせキャビアをのせた。さらにカリフラワーで作ったクリームで装飾している芸術作品のような一品。総料理長の関谷さんは審査員を務める。根本さんは「ロブションの名前を借りてるので負けられない」と話した。
オズワルドは「松山モノリス」で働くファイナリスト・久保さんのもとを訪ねた。ジャンル別予選で審査員を唸らせたエビのショートケーキを作ってもらった。GACKTが注目しているのも久保さんだった。
決勝戦第一試合のテーマは「とんかつに革命を起こせ!」。根本さんと久保さんが対決する。調理の間審査員はスタジオから退室し、誰の料理かわからないまま試食する。根本さんは圧力鍋で白金豚の豚バラを煮込み、パン粉を揚げた。久保さんはプルーンジャム・バナナチップ・セミドライリンゴ・ナッツ類をボウルで混ぜ、パートブリックに塗った。甘とろ豚のフィレを巻き、パン粉をまぶした。
第一試合試食審査。根本さんは「お椀 de トンカツ~a ma facon~」を作った。肉と衣を分解しそれぞれを極限まで美味しくさせた。圧力鍋で豚バラ肉を煮込み,一口サイズにカット。赤ワインとバターでフレンチ風に仕立てたとんかつソースをかける。メレンゲを敷き詰め蒸す。とんかつソースとマスタードで仕上げ。衣は油で揚げたパン粉、砕いたフライドオニオンとマカダミアナッツを合わせた。試食の結果、合計は26点だった。
第一試合試食審査。根本さんの得点は26点だった。久保さんは「砂漠のオアシス」を作った。衣の中にソースを閉じ込めた。プルーンジャム・バナナチップ・セミドライリンゴ・ナッツ類をボウルで混ぜてソースにした。ソースをパートブリックにしきフィレ肉を巻いた。ひいたパン粉をまぶしてオリーブオイルとバターで揚げ焼きにした。茹でたジャガイモにハチミツと生クリームを加えたピュレを添え、トマトペーストと辛口サラミのソースも。試食の結果、合計は24点だった。根本さんが優勝決定戦進出決定。
ジャンルレス代表の山下さんは2年連続準優勝で、無冠の帝王となった。オズワルド伊藤は山下さんの店「TTOAHISU」を訪ねた。3度目の決勝について山下さんは「何も言わせない美味しいものを目指します」などと話した。
ファイナリスト・丸山さんは九州大学卒の才女で、現在はフードクリエイターとして活躍している。予選では口中調味トムヤムクンを作った。おちょこの日本酒を口に含んで食べることで料理が完成する新しいスタイル。
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決勝戦第二試合のテーマは「インスタントラーメンに革命を起こせ!」。山下さんと丸山さんが対決する。袋の乾麺ならどのメーカーでもOK。調理時間は20分。2人とも棒ラーメンを使用したが、スープ作りで大きな違いが。山下さんはいりこ、焼きアゴ、昆布、ネギで出汁をとった。豚バラの表面に粉末スープを塗って焼いた。丸山さんは鶏ガラ、玉露の出汁をとった。お茶の葉、かつおぶし、ベルガモットの皮と果汁、白醤油を合わせた。
第二試合の試食審査。ラーメンがのびることを防ぐために仕上げタイムが5分設けられている。丸山さんは「カニと柑橘のお茶ラーメン」を作った。スープは鶏ガラと玉露で出汁をとり、仕上げに抹茶を加えた。インスタント麺の茹で汁も緑茶。カニと生クリームのあんかけを合わせ、みかんの輪切りとネギを添えた。玉露の出し殻とベルガモットのおひたしは別皿に用意した。試食の結果、合計は35点だった。
第二試合の試食審査。山下さんは「成長するインスタントラーメン」を作った。麺・スープ・チャーシューを別々にする新しい食べ方。茹でた棒ラーメンを太白ごま油で香り付け。別添えにし山椒と木の芽をのせた。粉末スープを塗った豚ガラを焼き、一口大に切って別添え。いりこ、焼きアゴ、昆布、ネギで出汁をとった。
第二試合の試食審査。丸山さんの得点は合計25点で、丸山さんが優勝決定戦進出決定。
さや香は丸山さんの自宅を訪ねた。世界中の調味料が約50種類も揃っていた。和歌山の善兵衛農園で収穫した廃棄寸前の柑橘を使って商品に加工するなどSDGsにも取り組んでいる。丸山さんはフードクリエイターという仕事をプロとしてやっていることを認めてもらいたいと話した。
「ガストロノミー “ジョエル・ロブション”」のスーシェフ・根本さんは優勝決定戦に進出。第一試合で最低の3点を叩き出し、名店の看板が重くのしかかっていた。
優勝決定戦のテーマは「すき焼きに革命を起こせ!」。先攻は丸山さんで、調理時間は30分。1人ずつ調理から試食までを行い、審査員は調理の様子も見る。水キムチを白菜で巻いた。奈良漬けやマッシュルームのぬか漬けなど様々な漬物を使う。
優勝決定戦試食審査。丸山さんは「漬物すき焼き」を作った。水キムチを白菜で巻くとオーソドックスな割下で煮込んだ。ぬか漬けのマッシュルームとひらたけを炒め、その上に火を通した和牛リブロースをのせた。すき焼きに漬物の酸味と発酵の旨味を加えたのが革命ポイント。卵は卵黄のみを使い、和辛子で辛味を加えた卵黄ソースを作った。しめは炙ったチーズの上に奈良漬けナッツ、ハチミツをかけ割下を混ぜた日本酒と食べる口中調味。
優勝決定戦、後攻・根本さんの調理。わさびをすりおろし醤油とハチミツの中に入れ肉にかけた。鉄鍋でネギを炒め、赤ワインの入った割下を入れてフランベした。
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優勝決定戦試食審査。根本さんは「緑 新しい形」を作った。黒毛和牛ロースにワサビをすりおろし、醤油、ハチミツ 、すだちでマリネ。ワサビで和牛の脂っこさを抑え赤身の味を引き立たせるのが革命ポイント。割下はワインを使うことでキレのある味に仕上げた。焼いた石を皿に下に敷き詰め、肉を割下で湯がくとネギ、椎茸、春菊と一緒にのせた。卵は卵黄に木の芽、ワサビを入れた。肉にかけてバーナーで炙った。しめのパンはカンパーニュを炭火で炙り、肉をのせて食べる。
優勝決定戦審査。丸山さんの得点は計25点、根本さんの得点は計35点で、根本さんがチャンピオンに決定した。根本さんにはトロフィー、賞金1000万円、特製コックコート、ザ・プレミアム・モルツ1年分が授与された。
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