- 出演者
- 宮根誠司 藤本万梨乃 金子恵美 石戸諭
鋭い観察眼で時代を描き続けた強者もいた。風刺漫画家・山藤章二、享年87歳。「週刊誌を後ろから開かせる男」、そう呼ばれた人が今年9月30日老衰のため、この世を去った。「週刊朝日」の最終ページを飾る名物企画として45年にわたり連載された「ブラック・アングル」だが、初めは掲載場所が違っていたと編集者の村井重俊氏は言う。何と、当初は表紙を飾っていたという山藤の絵。しかしその毒のある画風がもっと生きる場所があるはずという編集長の意向から。
ロッキード事件の関係者を武者小路実篤が好んだ野菜の絵になぞらえたり、郵政民営化にこだわった小泉純一郎氏をポストで表現してみせたりした風刺漫画家の山藤章二さん。彼のモデルとなった者たちが怒らなかったのは「苦笑いをさせられるような傑作を作ってしまえば文句ない」からだという。時の権力者や著名人たちも山藤さんに描かれて一流という風潮さえ生まれた。山藤さんのセンスを絶賛するのは山藤から似顔絵塾を引き継いだ松尾貴史。坂本龍一やビートたけしの作品を紹介。安倍寧氏は「僕だけをからかうのではなく、僕の背後にある1970年代~80年代はどういう年代だったのかという時代の背景まで見抜いて風刺画にしている」と指摘。時代を見抜く目とそれを表現する妙技、そして被写体を見つめる愛があった。山藤は生前「人間には誰しもどうにもならない業があり、それを肯定するからこそ通じ合うことができる」などと話していた。
魂が震えるような歌声を残し逝ってしまった人もいた。
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- 八代亜紀
八代亜紀さんが亡くなっていたと知らされたのは今年1月のことだった。代表曲の1つでもある舟唄はなぜこのような曲となったのか。謎を解く鍵は熊本県八代市にあった。原点となったのは小学生時代。コーラス部を指導していた恩師が思い出を語った。コーラス部は5・6年の児童のみだったが、練習時にいつも見ている低学年の女児がいて、それが八代亜紀だったという。やりたいか訊ねると元気な肯定する声が返ってきたため、一緒に活動することになったという。特徴的なハスキーボイスだったが、声を矯正することはせず、ソロの部分を作り、皆でハモリで盛り上げる工夫をしたという。こうして歌にのめり込んだ八代亜紀は歌い手を目指すように。15歳の時には年齢を偽り、クラブの歌手となった。八代亜紀自身はハスキーな自身の声が嫌いだったという。ところがコンプレックスが武器となり、1971年にデビュー。
舟唄との出会い秘話を紹介。レコード会社が作詞を依頼したのは阿久悠。阿久悠は女心を何十枚も書いたというが、レコード会社が何個も断り、結局阿久悠が作ったのは男歌だったという。阿久悠は舟唄の詞について、「当時スポーツ新聞に連載していた阿久悠の実践的作詞講座で教材として書いたものである」と明かしていた。作曲家の浜圭介も「八代亜紀のハスキーボイスだからこそ名曲になった」などと評していた。八代亜紀のハスキーボイスが舟唄のラストピースだった。八代亜紀は死の直前まで地元ラジオ局の冠番組に出演し続けていた。八代の人のためにと無償で協力していたという。
金子は篠山紀信さんに撮影してもらったことがあるという。「何枚も撮るんじゃなくて数枚で終わるというのが神の領域なんだなって」等と振り返った。
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全日本フィギュアスケート選手権女子フリーが行われ、坂本花織が圧巻の滑りを見せた。冒頭のダブルアクセルを着氷させると、連続ジャンプもしっかりと決めるなど安定感のある演技を披露し、大会4連覇を果たした。来年3月に行われる世界選手権の代表選手が発表され、坂本の他、全日本選手権初優勝を果たした男子の鍵山優真などが選ばれた。
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2025年の主なニュース予定を紹介。現地時間1月20日(月)アメリカ大統領就任式。(会期の延長が無い場合)7月20日(日)参議院選挙。石戸は「参院選が本当に参院選なのかっていうこともある。衆議院も解散して同日選挙というのも現実味を帯びてきている」等とコメント。
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全国の気象情報を伝えた。
年内の放送は今日まで。新年は1月12日より放送。
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