- 出演者
- 藤森祥平 小川彩佳 トラウデン直美 藻谷浩介
オープニング映像。
今夜のゲストはトラウデン直美さんと、日本総合研究所主席研究員で地域エコノミストの藻谷浩介さん。
- キーワード
- 日本総合研究所
終盤に入った選挙戦。最新の情勢調査で、自民党が60議席近く減らす可能性があることが明らかになった。その自民党が、裏金問題で非公認とした候補が代表を務める政党支部に、2000万円を振り込んでいたことが分かった。野党からは事実上の公認だと批判の声が上がっている。JNNでは、昨日から今日にかけて全国の有権者に対しインターネット調査を実施。取材を加味して終盤の情勢を分析したところ、公示前256議席だった自民党は議席を60近く減らす可能性があることが分かった。32議席だった公明党も、小幅に議席を減らす可能性があり、自公で過半数を割り込む可能性もある。野党の勢力図にも変化がありそう。解散前、98議席だった立憲民主党は議席を40余り増やす見込み。一方、日本維新の会と共産党は、議席を減らす可能性がある。また国民民主党は、公示前の7議席から大幅に増やし3議席だったれいわ新選組も議席を増やす公算。社民党は議席を獲得する可能性があるが、参政党は厳しい戦いとなる見通し。一方、諸派の日本保守党が5議席以上を獲得するなどして政党要件を満たす可能性がある。また、自民党の派閥の裏金が問題となっている候補者46人のうち、およそ15人が優勢となっている。しかしおよそ10人は接戦となっていて、20人余りは厳しい戦いとなっている。
衆議院選挙について。今回の調査では4割近くの人が、まだ投票先を決めていないと答えていて、今後、情勢が変わる可能性がある。自民党への逆風の発生源となった裏金問題、新たに分かったことがある。自民党は公認候補に公認料500万円と活動費1500万円を振り込んでいたが、裏金問題で非公認となった8人の候補が、代表を務める党支部にも2000万円を活動費として支給していたことが関係者への取材で分かった。森山幹事長は活動費支給についてコメントを発表。あくまで非公認候補本人ではなく、政党支部に支給したものだと強調。政党支部に2000万円が振り込まれた非公認候補の1人は、今夜取材に対し「選挙には使うなという指示があった」という。2000万円の活動費について違法性はないとしたうえで星さんは「手切れ金のような意味合い。無所属で当選したあとに自民党の数が足りない時に追加公認するため応じてほしいという意味がある」と解説する。選挙戦のさなかに明らかになったカネの動きその影響については「時事上の支援をしていたことが明るみに出た」と述べた。
各党の教育支援について。物価高などで経済負担が重くのしかかる学生たちの切実な声。各党はどう応えていくのだろうか。午前11時前、専修大学の食堂にできた長蛇の列。その目当ては。ハンバーグにメンチカツ、デザートまで。650円相当のメニューを300円で食べられる人気の応援ランチ。早い日には15分ほどで売り切れるという応援ランチ。破格の値段で販売される、その訳は。ランチを楽しむ学生たちからも切実な声が聞かれる。衆院選の投票日が迫る中政治に何を求めるのだろうか。こうした声が上がる中、各党がこぞって打ち出しているのが教育の無償化。衆院選の公約には、大学の授業料値下げや無償化、奨学金の拡充などが掲げられている。ただ、公約の実現を待つ余裕はなく、東京大学では授業料の値上げが決まったばかり。学生を取り巻く環境は厳しさを増す一方。東京大学3年の学生。これまで家賃や生活費は奨学金とアルバイト代でまかなってきたが。今月から、月4万円の給付型の奨学金が打ち切りに。授業料免除の対象からも外れ授業料も全額自分で支払うことになった。生活が困窮する中、進学への意欲は薄れていった。
各党の教育支援について。教育の無償化、世界を見てみる。主に先進国で構成されているOECDこの加盟国のうち、36か国について、公的支出の中で教育費がどれだけ占めているかその割合をまとめた。1位はコスタリカ、21％。コスタリカは高校まで無償。2位イスラエル、3位スイスと続いてお隣韓国は6位14％、そして米国が続いている。日本は下から数えた方が早い34位。平均の12％にも満たない8％。トラウデン直美は「若い人にはお金を使わないと見える。奨学金を借りていたり、お金のことばかり気にしないといけなかった」、日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介は「教育について昭和が続いている。今でも教育無償化が甘いと考えている人がいるのでは。ここは税金を使うべき」とスタジオでコメントした。
- キーワード
- 経済協力開発機構
各党の教育支援について。国だけではなくて、公的な支援という形で自治体がやっているところもある。ただ、自治体によって差が出てしまうケースがある。東京都は今年度から高校授業料の助成については所得制限を撤廃した。例えば東京都内の私立高校に通う場合、平均の授業料およそ48万円が助成されることになった。つまり東京都内に住んでいる生徒は、授業料が平均以下だと実質負担ゼロになる。ただ、同じ学校でも他県から通う生徒については助成が対象外になるため、授業料払わないといけない。トラウデン直美は「ノイズでしかない」、日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介は「この20年間で色々な工夫をした結果、こうした差が出ている。選挙の後にぜひ動いていただきたい」とスタジオでコメントした。
若者への教育費の公的支出をどう考えるかのアンケートで、教育など若者への公的支出について、どう考えるか伺ったところ、「大幅に増やすべき」が56．9％と最多となっている。
若者への教育支援についてでは衆院選で各党はどのような政策を掲げていくのか公約を見ていく。今回、一部抜粋という形で紹介する。自民党は高校無償化の拡大。立憲民主党は国公立大学の無償化も拡大していく。維新は幼児から大学院まで全課程の無償化。こうした教育の無償化、負担を軽減するという政策が並んでいるものの、やはり財源に確保については議論が深まっていないのが実情。実現していくための道筋がはっきりしていないというのは、大きな課題として残っている。
そのロシアでは今、新興国の枠組みBRICSの首脳会議が開かれているが、議長国ロシアの狙いというのは何なのだろうか。プーチン大統領は先ほどまで開かれていた全体会合で「世界でBRICSの存在感が増している」と強調した。首脳会議では新たな国際決済システムを含めた加盟国による金融協力と、BRICSの更なる拡大を協議。新たにパートナー国がもうけられ、13カ国が認められる見通しでトルコやインドネシア、タイ、マレーシアなどが取り沙汰されている。今回の首脳会議には、グローバルサウスなどの国が広く招待され、36か国が参加している。一方でBRICSが欧米への対抗軸とされることに拒否感を示す国も少なくない。ロシアは議長国としてウクライナ侵攻は議題にしないと事前に表明。反欧米の姿勢を前面に出さずに、まずは非欧米諸国としての結集を優先した形。ロシアとしてはBRICSの事実上の拡大をすることで、欧米へのけん制を強める狙いがあるとみられる。
今朝、東証プライム市場に上場した地下鉄「東京メトロ」。買い注文が殺到し、初値は売り出し価格の1株1200円を3割以上上回った。時価総額は一時1兆円を超えた。東京メトロは完全民営化の方針が法律で決まっていて、株を保有していた国と都は、計50％を売却。国の収入は東日本大震災の復興財源に充てられる。一方で2030年代半ばの開業を目指す有楽町線と南北線の延伸をスムーズに進めるため当面株を持ち続ける。
バスケットボールファン待望のNBAが開幕。NBA6季目を迎えたレイカーズ・八村塁が5年ぶりに開幕戦にスタメン出場。レイカーズの8年ぶりの開幕戦勝利に貢献した。レイカーズ110−103ティンバーウルブズ。
河村勇輝が2way契約を結んだグリズリーズも、あす開幕戦。既にベンチメンバーに登録された河村。日本人4人目のNBAプレーヤー誕生は目前。
- キーワード
- メンフィス・グリズリーズ河村勇輝
ドジャース・大谷翔平が前人未到の「50−50」を達成したHRボールがオークションに出品されて、約6億6600万円で落札された。ホームランボールとしては史上最高額。
- キーワード
- 大谷翔平
あすに迫った運命のドラフト会議。「大学BIG5」：1人目は明治大学・宗山塁。即戦力として期待大。最大の魅力は守備で、既に広島が1位指名を公言している。2人目は青山学院大学・西川史礁。今年3月、侍ジャパントップチームに招集。3人目は大阪商業大学・渡部聖弥。持ち味は広角に打てる右の大砲。4人目は関西大学・金丸夢斗。最速154キロのサウスポー。決め球は縦に落ちるスプリット。5人目は愛知工業大学・中村優斗。ウクレレが趣味で、おととい自己最速の160キロをマークした大学ナンバーワンの剛腕。
父・清原和博の背中を追っている、慶応大学・清原正吾にも注目。プロ野球ドラフト会議2024は明日ごご4時40分から。
サッカーなでしこジャパンがパリオリンピック後初めての試合となる日韓戦に向けて本格始動。きょうは海外組16人を含む招集メンバー23人全員で実戦練習やミニゲームなど強度の高いトレーニングを行なった。3年後のワールドカップで再び世界の頂点を目指す。
- キーワード
- 熊谷紗希
「SMBC日本シリーズ×選挙の日」の番組宣伝。
渋谷の中継映像を背景に全国の気象情報を伝えた。
- キーワード
- 渋谷（東京）
エンディング映像。