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- 佐藤公俊 井上二郎 赤木野々花
火星の地下深くに大量の水があるのではないかと米国の研究チームが発表した。火星にはかつて水が存在していたことを示すデータが多く報告されている。研究チームは将来行われるミッションで火星の水資源を活用するかどうか評価するのに影響を与えるだろうとしている。
今、ヨーロッパと中国の間に位置する中央アジアで観光立国を目指す国がある。その国がウズベキスタンで旧ソビエトから独立した国の一つ。国連の機関が観光分野で急速に成長しているとする国のひとつ。世界遺産のサマルカンドはかつてシルクロードの交易で栄え、青を基調としたイスラム建築が特徴で「青の都」とも言われている。一方ウズベキスタンとの山岳都市ザーミンはウズベキスタンのスイスとも言われる絶景が広がり、近年政府主導で観光開発が進んでいる。政策を主導してきたのは2016年に就任したウズベキスタン・ミルジョエフ大統領。前政権は孤立主義とも呼ばれる政策を取り、外国人の出入国が厳しく制限されてきたが、門戸を開く政策に転換した。観光の際、日本など90か国以上はビザ不要となった。観光収入は日本円で2000億円以上となった。ただその多くは旧ソビエトの国々やヨーロッパの観光客。政府が次のターゲットに見据えているのがアジアからの集客。日本はアジアの中でも観光客が少なくまだ伸びしろがあると期待されている。アジズアブドゥハキモフ天然資源相は「去年1万5000人の日本人がウズベキスタンに訪れたが今年は半年ですでに1万5000人訪れている。」などと話した。
JICAの伊藤卓巳さんは日本人の目線で観光客増加に向けたサポートを行っている。現地での商品などの言語表記はウズベク語かロシア語、もしくは全くないケースがほとんどだった。ウズベキスタンの一流の職人が集まる複合施設は政府などが体験型観光の1つに使用としようと建設した。ロシアのウズベキスタンへの侵攻でヨーロッパへ行きにくくなったロシア人がウズベキスタンに多く訪れている。このためロシア依存を見直そうという動きも出ており、それがアジア人の観光客を呼びこもうという動きにつながっているという。ウズベキスタンには農業や工業以外に大きな産業がなく、観光産業を国の1つにしていきたい考え。ただ、地方都市などのインフラ整備はまだ途上段階で、今年は半年間で100億円を投資してインフラの整備を行っている。
中国とカンボジアやラオスなどメコン川流域の5か国による外相会議が開かれた。会議はきのうタイ・チェンマイで開かれ、中国の王毅外相、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーの外相が出席した。会議ではメコン川流域での干ばつや大規模な洪水に備え関係各国が情報共有・技術協力を進めることや大気汚染物質・PM2.5による越境汚染の防止に向け対策を進めていくことなどが確認された。また中国の支援により勧められているメコン川流域でのプロジェクトについても議論が交わされ会議のあと記者会見した王毅外相は「中国は持続可能な発展に向けたメコン川流域の能力を高めていく」と述べ鉄道・港湾・送電網などインフラ整備を通し連携強化の考えを強調した。メコン川流域の開発をめぐっては日本や米国などもインフラ整備を中心に支援を行ってきたが中国も支援の強化を示すことでこの地域の影響力をさらに強めるねらいがあると見られる。
子ども達から「たかっちゃん」の愛称で親しまれる塚田高司さんは72歳。18年間公園でほぼ毎日紙芝居を披露している。幼稚園の園児から中学生まで様々な年代の子どもが集まってくる。紙芝居は3本ほど披露し、一番盛り上がるのがその後のクイズの時間だ。正解した子どもには自作の「あめけん」を手渡す。あめけんはクイズのあと駄菓子と無料で交換できる。塚田さんの本業は米や文房具を扱う店。学生のころ小学校で人形劇や紙芝居を披露するボランティアをしていた。50代半ば、近所の公園で子どもの数が少ない上に来ている子どもも会話もなくゲームをするばかりの光景を目にしたことがきっかけで紙芝居を始めた。紙芝居に加え子どもたちが話をするきっかけ作りのために考えたのがクイズだった。塚田は毎朝1時間クイズの問題を作り続けている。この1年ほど毎日のように通っている小学5年生の少年は紙芝居に出会ってから自分が変わったと話した。
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- 木津川市(京都)
アフリカの開発や支援がテーマのTICAD・アフリカ開発会議は来年8月の開催に向けて政府は今月24日と25日にアフリカ各国の外相らを東京に招いて準備会合を開く予定。上川外相が議長をつとめ、前回TICATでアフリカを「共に成長するパートナー」としたことを踏まえ「経済」や保険・衛生分野を始めとする「社会」、「平和と安定」の3つの分野で意見を交わすことにしている。
最高裁判所の新しい長官に今崎幸彦が就任した。最高裁の事務総長などを経て2年前から最高裁判事をつとめ、戸倉三郎前長官の定年退官に伴い16日に就任した。最高裁の新しい判事には平木正洋が就任した。
経済情報を伝えた。
全国の気象情報を伝えた。