- 出演者
- 檜山靖洋 打越裕樹 首藤奈知子 近藤奈央 大谷舞風
オープニング映像。
国会ではきょうから石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まる。きょうは衆議院本会議で自民党、立憲民主党、国民民主党が質問に立つ。自民党の福田幹事長代行は政府の経済対策に盛り込まれた物価高への対応策に加え、デフレからの脱却や持続的な賃上げへの具体策を説明するよう求めることにしている。また防衛力を強化するための取り組みや今後の外交方針についても質問することにしている。一方立憲民主党の野田代表は企業団体献金禁止は政治改革の本丸だと位置づけたうえで、抜本的な政治改革の実現を迫ることにしている。また能登半島の復旧復興に向けた支援策のあり方などもただすことにしている。さらに国民民主党の浅野哲は石破首相が年収103万円の壁の見直しを表明したことを受け、今後の取り組みを確認する考え。大学生などの子供を持つ世帯の所得税の負担を軽減する特定扶養控除についても対象となる学生などの年収要件を引き上げるよう求める方針で、与野党の論戦が始まる。さきの衆議院選挙の結果を受けて、今回衆議院の代表質問では立憲民主党と国民民主党の質問時間が大幅に増えたほか、れいわ新選組が初めて質問に立つことになった。
4人が立候補した日本維新の会の代表選挙はきのう投開票が行われ、大阪府の吉村知事が新たな代表に選出された。今後の選挙に向けた方針について、野党第1党よりむしろ与党過半数を目指すべきだと話し、積極的に候補者を擁立する戦略的地域を選定する考えを示した。来年夏の参議院選挙については、自民党は1人区で1対1の対決をすべき、決め方を協議しなければならないと述べ、野党間で候補者の一本化に向けたルールを協議したいという意向を示した。吉村氏は共同代表には先の衆議院選挙の公示直前に党に合流した前原誠司氏を起用したい考えを明らかにしたほか、党三役には若手を充てる意向を表明し、今日中に決定する考えを示した。党内では先の衆議院選挙で議席を減らしたことに伴い国政での存在感が低下することを懸念する声も出ていて、来年夏の参議院選挙に向けて新体制の下で党勢を回復できるかが課題となる。
袴田巌さんは静岡県で一家4人が殺害された事件の再審で無罪が確定し逮捕から58年を経て死刑囚の立場から解放された。10年前に静岡地方裁判所の裁判長として袴田さんの釈放を認めた元裁判官の村山浩昭さんと無罪確定後、初めて対面した。
福島県郡山市出身で、ベトナム国立交響楽団で音楽監督権首席指揮者を務める本名徹次が、ベトナム政府から友好勲章が送られた。国立交響楽団はベトナム戦争後の1984年に設立されベトナムを代表するオーケストラとして活動している。本名は2001年に国立交響楽団の指揮者となり、20年以上楽団員の指導にあたり、米国ツアーを成功させたほか、日本との音楽交流を積極的に行うなどベトナム音楽界への長年の貢献が評価された。式典は首都ハノイのオペラハウスで行われ、本名はこれほど誇らしい瞬間はないと述べた。
都内で開かれたのは聴覚障害のあるアスリートが競う陸上日本選手権。実力を見せたのは女子棒高跳びの末吉凪。前回デフリンピック銅メダリストが世界記録をクリア。さらに3m60cmも成功させ来年に向け大きく弾みをつけた。会場では来年の本番も見据え課題も確認された。設置されたのはアナウンスの音声を文字化する専用ビジョン。専門家たちが視察し観客席から見やすい角度に調整するようアドバイスをしていた。
ノーベル平和賞受賞で日本原水爆被害者団体協議会に改めて注目が集められているが、これまで活動をリードしていた被爆者の多くは亡くなった。広島市原爆死没者名簿に記された犠牲者の数は34万4306人あるが、23年前から記帳を続けている中本信子はこれまでに5万人を超える名前を記してきた。中本が被爆の実相と向き合うきっかけになったのは40歳から始めた絵画だった。毎年平和を題材にした展覧会があり、原爆で犠牲となった教師と子供に碑を、特に思いを込めて描いた。被爆者としての役割を意識するようになり、広島市から2001年記帳の依頼を受けたという。今年8月、記帳を始めたときから共に筆をとってきた女性が病気で亡くなり、女性の思いをつないで中本は被爆80年となる来年も原爆死没者名簿と向き合う。
FBIの新たな長官に起用されたカシュ・パテル。トランプ次期大統領の熱烈な支持者。カシュ・パテルは「私の個人的な提言はFBI本部のビルを閉鎖し、翌日から博物館として開放すること」とコメント。トランプに忠誠を誓わない政府職員の「包括的な一掃」が必要だという考えを示した。FBI長官の任期は10年。米国メディアは捜査機関は複数の大統領の任期にわたるようにするためだと伝えている。現在FBI長官を務めているクリストファー・レイ。トランプは「FBIに忠誠と勇気、そして誠実さを取り戻すために働くだろう」とコメント。
35年間リングに立ち続けてきたJWA東海プロレス(自ら立ち上げた)・脇海道弘一、55歳が新たな挑戦を始めた。卍固めが武器。うまく行かない経歴を紹介。ミシンでマスクを手作りするなど資金集めをする。アントニオ猪木さんが引退した年齢でも何者にもなっていない悔しさを感じる。大仁田厚とSNSなどで交流、試合を実現。
無病息災を願って大きな釜で炊いた大根を食べる「大根だき会」が奈良県平群町・信貴山大本山千手院で行われた。信貴山大本山千手院およそ1000人分の大根がふるまわれた。
長崎県諫早市で地元の冬の風物詩、「いさはや灯りファンタジア」が始まり、キャンドルを並べて地上絵に火がともされた。
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長崎・松浦でミニュシュアフードの製作に取り組む作家、浦田孝子の思いを取材。15年前に夫の実家の松浦移住しふさぎ込む。今年、東京のイベントに出展。浦田は「これがあったから、視野も広がったと思う」とコメント。ミニュシュアフードの魅力を伝えていきたいという。
世界最高齢だった英国のティニスウッドが112歳で死去。タイタニックが沈没した1912年生まれ。30歳で結婚会社に勤めの後もボランティアなど積極的に活動。「食事は控えめに頭と体の体操をすれば若さを保てる」とコメント。
南極大陸に暮らす皇帝ペンギンがオーストラリアに出現。餌を探しているうちに海流に乗って3300キロの旅をしてくる。
過去に起きた強盗事件で闇バイトによる実行役として関わり、実刑判決を受けた20代の被告が拘置所でNHKの記者の取材に応じた。今回は被告にどういった状況があれば犯行を思いとどまったか率直に質問してみた。それに対し被告は主に3点を挙げた。まず1つは時間がかかること。被告は事前に現金があると知らされていたとしても現場の状況などから金がどこにあるかすぐには分からないような場合は何もとらずに撤退したと話した。実際に自身が関わった事件の1つで現場が明らかに散らかっていたとして何もとらずに侵入から3分程度で逃走した。2点目が警報音。被告は自分自身は当てはまらないとしながらも警報音が鳴ると普通のやつらは怖くなって逃げると思うと話し警報音が鳴って周囲に気付かれることを恐れていると証言した。3点目は職務質問。現場に向かう途中はワゴン車などに実行役が何人も乗っているため不審だとして警察から職務質問をされることがある。事件の前に職務質問があるとさすがにやめるときっぱりと話していた。実行役は長時間警報音職務質問を嫌がる。事件に関わった被告自身が明かしたことばから対策すべきポイント。少しでも押し入りにくい状況を作るため割れにくいガラスを使う。鍵を2つ以上つける。現金がどこにあるかすぐには分からないような状況にしておく。また、お金はかかるが民間の警備会社などが提供する異常な侵入を感知したら警報音が鳴るサービスを導入したりするのも効果がある。また不審な人物を見かけたらちゅうちょせず110番をして警察の警戒を強めて職務質問につなげる。こうしたポイントで少しでも身の安全を守る工夫を心がけてほしい。