- 出演者
- 檜山靖洋 打越裕樹 近藤奈央 是永千恵 野口葵衣
オープニング映像とあいさつ。
上皇さまはきょう91歳の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、上皇さまはけがをされた上皇后さまの様子を気遣いながら静かで穏やかな日々を規則正しく過ごされている。元日の地震で大きな被害を受け9月に記録的な大雨災害に見舞われた能登半島の状況と被災者の生活を案じられているという。上皇さまの日常は今も戦争の記憶と深くつながってるとのことで、5月には当時の記憶をたどる旅として、栃木県日光市を上皇后さまとともに訪れて、疎開生活を送ったかつての御用邸などをご覧になった。上皇さまはおととし心不全の診断を受けたが、薬の服用や水分の接種制限と言った内科的治療によって比較的安定した状態が続いていて体調に大きな変わりはないとのことで、ライフワークのハゼ類の研究も続けられている。
今国会の会期は3日間延長され、あすが会期末となる。今日は政治改革を議論する参議院の特別委員会で、政策活動費の廃止などが明記され衆議院で可決された3つの関連法案のほか、共産党が参議院に提出した企業団体献金や政策活動費を禁止する法案などの審議が行われる。自民党と立憲民主党は明日の会期末に特別員会で法案審議を行った後採決することで大筋合意している。このため3つの関連法案は特別委員会で可決された痕本会議でも採決が行われ、与野党の賛成でいずれも可決成立する運びで、政治資金規正法の再改正が今国会で実現する見通し。一方派閥の政治資金パーティーをめぐる問題ではきょう午後参議院政治倫理審査会が開かれ、旧安倍派の衛藤晟一元一億総活躍相の弁明と質疑が行われる。政治倫理審査会は先週衆議院側で15人、参議院側ではこれまでに申し出た27人の関係議員の内4人の審査を行った。今週は参議院側で衛藤氏に加え、明後日4人の審査がいずれも公開で行われる予定で、派閥からの還付再開の経緯など実態解明につながるかが引き続き焦点になる。
石川県輪島市で、ことし9月の豪雨の際に泥などで汚れた写真を高校生がきれいに洗って持ち主に返す取り組みが行われた。輪島市内のスーパーで取り組みを行ったのは、写真の汚れを落とすボランティア活動を続けている滋賀県の高校生など12人。事前に能登地方のボランティア団体が住宅を回って預かってきた写真や、直接持ち込まれた写真など、約2万枚が集まった。高校生たちは水を使って泥を流したり、ウエットティッシュで一枚一枚拭いたりしたあと、立てかけて乾かしていた。写真は乾かして消毒したあと、新しいアルバムに貼り直して持ち主に返される。
ベトナムの最大都市ホーチミンで、日本の支援を受けながら整備が進められてきた初めての地下鉄が開業した。開業したのはホーチミンの中心部と郊外の間の約20キロの路線で、高架とベトナムでは初めてとなる地下鉄で結んでいる。真新しい車両の中では多くの人たちが記念撮影などを楽しんでいた。日本は深刻化する交通渋滞や大気汚染の緩和につなげようと、JICA(国際協力機構)の円借款を通じて鉄道の整備を支援し、多くの日本企業も工事に携わってきた。両国の関係者などが出席して記念の式典が開かれ、ベトナム政府の高官は「この事業はベトナムと日本の協力のシンボルであり、日本の技術や経営モデルの統合の成功を示している」と述べ、これまでの日本の支援に謝意を示した。
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- ホーチミン(ベトナム)国際協力機構
新しい国づくりを進めるシリア。イスラエルとも接しているが、そうしたエリアに位置するゴラン高原である動きが起きている。戦略的要衝とされるゴラン高原の北部の町マジダルシャムスに今月19日、NHKの取材班が入った。町の広場には、アサド政権を崩壊させたシリア解放機構が、新たな国旗とする旗が掲げられていた。ゴラン高原は1967年の第3次中東戦争の結果、イスラエルが占領した。ゴラン高原の人口5万5000人ほどのうち半分以上は入植したユダヤ人だが、シリア系住民もおよそ2万5000人が暮らしている。シリアとイスラエルの停戦を監視するPKO(平和維持部隊)が展開し、日本の自衛隊も1996年から2013年まで参加していた。アサド政権が崩壊したことについて現地の住民は「(うれしくて)泣いた」と語った。一方で懐疑的な見方を示す人も。シリアが新たな国づくりを進める中、ゴラン高原で実効支配の強化を図っているのがイスラエル。潜在的な脅威への自衛的な措置として、ゴラン高原でシリアとの境界に位置する緩衝地帯に侵入し占拠している。イスラエル軍はヘルモン山頂を占領して部隊の駐留を続けている。今月17日には、ヘルモン山の山頂をネタニヤフ首相みずから訪れた。標高2800メートル余りあり、シリアの首都ダマスカスを見下ろす位置にある。イスラエル政府は15日、ゴラン高原の入植活動を強化するため人口を倍増させる計画を承認したと発表。地域の教育支援や再生可能エネルギー施設の整備などに今後、4000万シェケル、日本円で17億円の予算を投じるとしている。イスラエル軍による緩衝地帯への駐留について、国連のグテーレス事務総長は「国連の平和維持部隊のほかに緩衝地帯に軍隊は存在すべきでない」と述べた。ゴラン高原北部の町マジダルシャムスのアブサレフ町長は「住民はみな平和を望んでいる」と述べた。
フィギュアスケート全日本選手権・1位・坂本花織、2位・島田真央、3位・樋口新葉。
全国高校駅伝(京都市)。男子は佐久長聖高校(長野県)が2年連続4回目の優勝を果たした。女子は長野東高校(長野県)が2年ぶり2回目の優勝。
レスリング女子53キロ級・優勝・清岡もえ。兄はパリ五輪金メダリスト・清岡幸大郎。清岡はロサンゼルス五輪で金メダルを取ることが目標だと話す。
富山と長野を結ぶ北アルプスの山岳ルート立山黒部アルペンルートの一部区間で利用されてきたトロリーバスは、国内で唯一運行されてきたが、部品の調達が困難になったことから先月30日に運行を終えた。室堂駅には今シーズンで引退するトロリーバスを一目見ようと多くのファンが訪れていた。トロリーバス運行の責任者を務める区長の堀田淳一は、1996年の運行開始当初を知る数少ない一人。ラストランまであと10日、堀田は半年ぶりにハンドルを握った。そして迎えた最終日、悪天候のため富山側のルートは通行止めに。それでも200人以上の乗客がトロリーバスの最後の雄姿を見ようと詰め掛けた。そして午後3時、最後の便が出発。堀田は無事故で終えられたのは誇りだと話す
北海道江差町にある開陽丸記念館は当時最新鋭だった船を実寸大で再現した展示施設となている。1868年戊辰戦争のさなか沈没し船は記念館がある湊内に今も沈んだまま。1977年の調査で船体の一部が発見。町によって海中の保存されているが海中生物の影響で腐食が進んだ。そこで学芸員が数千枚の写真を撮影しデジタル保存に取り組む事に。写真から3Dモデルを作成し公開することとなった。
ことし8月、群馬県館林市に住む70代の男性のSNSに女性の名前で「お金を稼ぎませんか」というメッセージが届き、返信すると次のように伝えてきた。動画を閲覧しスクリーンショットして送信すれば報酬がもらえる。男性がスクリーンショットした動画の画面を送ると相手から報酬が確認できるというURLが送られ報酬を引き出すためには特別出金タスクとして400万円の送金が必要。お金は返金されると伝えられた。その後、指定された口座に400万円を振り込むと今度は担保金や凍結解除料などの名目でさらに送金を要求された。男性は結局、11回にわたって合わせて3100万円余りを振り込み。12回目のときに銀行の行員から振込先の口座が凍結されていることを知らされてだまされたことに気付いた。特殊詐欺では簡単な作業を行うだけで報酬を得られると誘いその後、さまざまな名目で送金を要求してくるがこれは多額のお金をだまし取るためのわな。SNSの相手からもうけ話が出たら詐欺を疑ってほしい。そしてすぐに家族や警察に相談を。
東京大学史料編纂所が所蔵し、国宝に指定されている「島津家文書」は、薩摩藩の島津家に伝わるおよそ2万点の古文書。修復の過程で、「歴代亀鑑」という「手鑑」の表紙の布を外したところ、下に文字が透けて見えた。赤外線カメラで台紙を撮影すると文字が見えた。その画像を村井祐樹准教授が分析すると台紙の中で少なくとも50点以上の書状が重なった状態になっているのが確認できた。1630年代に当主の島津家久に宛てられた書状の一部と文章が完全に一致。新たに見つかった書状のほとんどが「御文書」に残されたものと文面が一致しており、その半数近くが原本であるとみられる。村井准教授は「原本の状態があまりよくなかったので写しを作り、汚れていた原本を台紙の中に入れたのかもしれない」とコメント。
安倍元総理大臣の妻の昭恵が台湾との友好親善に取り組む民間団体が東京都内で開いた会合で講演し、米国・トランプ次期大統領、妻のメラニア夫人との面会については、「いい夕食会だった」と述べるにとどめた。今後も各国との橋渡し役を担っていきたいという考えを示した。2019年に大統領だったトランプ氏が来日した際に行われた夕食会のやり取りを紹介。インド・モディ首相ら安倍と生前、親交があった要人と面会する機会があったという。
札幌と道東を結ぶ道東自動車道の阿寒インターチェンジと釧路西インターチェンジの区間が開通し、これにより、札幌と釧路市中心部が直接結ばれることになった。所要時間は最短で4時間12分とこれまでより7分短くなる。人手不足が深刻な物流業界の負担軽減や災害時の緊急輸送道路としての活用が期待される。
群馬県伊勢崎市では、住民たちがみずから立ち上がり、地域の危険な場所や避難ルートをまとめて、新たな防災マップを作る動きが広がっている。町内会単位で作られた防災マップを紹介。広島市で集中豪雨を体験した防災士・満島裕直が始めた。防災のためにポールの設置、宴会場の解放などが実現した。