2025年1月29日放送 6:30 - 7:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
経済ニュースや地域の話題

出演者
檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 近藤奈央 是永千恵 大谷舞風 
(ニュース)
高額療養費制度“上限額の引き上げ見直しを”

高額療養費制度は、ひと月あたりの医療費の自己負担に上限を設けるもので、国は現役世代の保険料負担を軽減するため、ことし8月から上限額を引き上げることになった。具体的には、例えば年収およそ370万円〜770万円の場合、今より8000円余り引き上げて8万8200円程度にするなどとしていて、その後も年収の区分をさらに細かく分けて、段階的に一部の引き上げが行われる。これについて全国がん患者団体連合会などがきのう、厚生労働省で会見した。この中で今月、患者や家族などにアンケート調査を行った結果、およそ3600人から回答があり「治療を諦めなければならない可能性が大きい」など、不安や反対の声が多数寄せられたことを紹介した。連合会では、今後も国に要望を続けていくとしている。

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おはBiz
生成AI「ディープシーク」ショック

中国のスタートアップ企業「ディープシーク」が開発した生成AIについて。ディープシークはおととし中国で創業された会社だが、その性能が世界中で話題になっている。この生成AIは、キーワードの入力や質問に対して対話形式で回答する。特徴を紹介。先週発表された「R1」と呼ばれるモデルは、「ChatGPT」を開発したオープンAIの最新モデル「o1」に匹敵するという。アメリカのウォールストリートジャーナルは、スタートアップ企業の経営者の話として「複雑な計算問題を与えたところ、ディープシークは4分で回答し、オープンAIのモデルよりも3分早かった」と伝えている。開発費用はおよそ600万ドル(9億円余)で、ニューヨークタイムズは「IT大手メタが最新のAIの開発に投じた費用の10分の1ほど」と伝えている。さらに、技術プログラムなどを公開している「オープンソース」であることも特徴だとしている。ほかの企業が同じ技術を使い独自の製品を作って広げることができ、「長期的には中国がAI研究開発の中心的存在となる可能性もある」と指摘している。今回のディープシークの衝撃について、国立情報学研究所・佐藤一郎教授は「中国は米国の輸出制限で高性能なGPU(半導体)が手に入りにくいという状況でしたので、工夫を重ねる、つまりイノベーションを重ねて今回の発表に至った。中国の動きというのはあなどれないのかなと思っている。安くあがる生成AIが出てきたとすると、ビジネス的には安い方に向かっていく可能性は十分にあるのかなと思います」と述べた。

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マイクロソフト「TikTok」買収検討

中国系の動画共有アプリ「TikTok」を巡って、アメリカ政府は親会社に対して、アメリカ事業の売却などの対応を検討するよう促している。こうした中、トランプ大統領は27日、記者から、マイクロソフトが買収を協議しているのか問われたのに対して「そうだ、TikTokに対する関心は非常に高い」と述べて、マイクロソフトが買収を検討していることを明らかにした。ほかにもアメリカメディアは、ソフトウエア大手のオラクルやAI検索の新興企業のパープレキシティAIも買収や合併を検討しているなどと伝えていて、その行方が注目されている。

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金融庁「投資詐欺」など口座対策強化

マネーロンダリングやSNSでうその投資話を持ちかける投資詐欺などの犯罪では、金銭の受け渡しに金融機関の口座が利用されていることから対策が課題となっている。そこで金融庁は、全国の金融機関を対象に対策の強化に取り組んでいるかを今月から調査することになり、口座を開設するときに、利用目的の確認や利用実態の把握をしているかなど、6つの項目を確認することにしている。金融庁は、警察庁や全国銀行協会などと共同で、口座の持ち主に対して適正に口座を使い続けているかを確認するよう呼びかけていて、実効性のある対策につなげたいとしている。

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Eyes on “本郷バレー”を作れ・東京大学の挑戦

今、東京大学からはスタートアップが次々と生まれていて、その数は、この10年間で350社に上る。スタートアップは文京区にある東大の本郷キャンパスの周りに集まっていて、これをアメリカのシリコンバレーにちなんで「本郷バレー」とも呼ばれ始めている。今、何が起きているのかを取材した。東京大学のすぐそばにあるスタートアップは、創業4年で200人を超える規模に成長している。社長を含め、その半分近くが東京大学出身の20代。手がけているのは、AIを使ったアプリの開発。部屋を撮影すると、瞬時に図面や3D画像に変換されるアプリを紹介。大手ゼネコンと共同でプロジェクトを進めるなど、顧客は500社にまで増えている。こうした起業の動きをけん引してきたのが、AI研究の国内第一人者として知られる東京大学の松尾豊教授。AIの技術を学び、起業に結び付ける講座を20以上展開。東大生以外も受けられるものもあって、受講者は年間延べ2万人に上る。松尾教授のもとから生まれたスタートアップは、すでに30社近く。

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文京区(東京)新宿区(東京)東京大学松尾豊

実際に起業した一人、大学院生の千葉駿介さんは3年前、20歳のときに同級生5人と会社を立ち上げた。今、課題に感じているのは「どう会社を大きくするか」。この日、相談に訪れたのは、松尾教授のもとから起業した先輩の上野山勝也さん。去年から東京証券取引所の最上位のプライム市場に上場している。経営の経験が浅い若い起業家たちにとっては、先輩の体験談が貴重な道しるべになっている。松尾教授は、これまで大企業などに人材を輩出することが多かった東京大学で、起業という選択肢を根付かせたいという。「スタートアップというのは、基本的に資本主義の中で主人公だと思っていて、仲間を集めて事業を作り、それを大きくして社会を良くしていく、そういう選択肢があるというのはちゃんと提示したい」と述べた。ただ、松尾教授は、本郷バレーからはまだ社会にインパクトを与えるほどの成果は出ていないと考えている。2年後には年間160社のスタートアップを生み出すなど、取り組みを加速させたいと話していた。

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経済情報
地域発ニュース
山形 日本酒の「雪中蔵囲い」

日本酒を雪の中で熟成させる「雪中蔵囲い」が山形・東根市の酒造会社で始まった。去年は暖冬で雪が不足し中止となっていて2年ぶりの実施となる。

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東根市(山形)
島根 恒例の“水行”

無病息災を願い冷たい水をかける水行が島根・出雲市の馬木不動尊光明寺で行われた。

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出雲市(島根)馬木不動尊光明寺
世界のメディアザッピング
大集合 去年生まれたパンダ 25頭

春節を前に、中国・四川省にあるパンダの研究施設で去年生まれた25頭のパンダの赤ちゃんがお披露目された。

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タイ 水田に竜と猫の神 出現

タイ北部の水田に竜と猫の神が出現。制作したのは農家のジャイカムさん率いるチーム。去年、大規模な洪水に見舞われた地域の復興を願った作品だという。この田んぼアートは収穫が始まる来月まで楽しめるという。

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(経済情報)
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全国の気象情報

渋谷からの中継で全国の気象情報を伝えた。

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関東の気象情報を伝えた。

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