- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とオープニングの挨拶。
全面高の展開となったきょうの東京株式市場。日経平均株価は午前中、一時3400円以上値上がりした。終値で3200円余り値上がりした。米国経済の先行きに対する警戒感が和らいだことや、急激な円高が止まり、円安方向になったことから、輸出関連の銘柄を中心に買い戻しの動きが広がった。松山市に本店がある銀行では、1月から3月のNISA口座の開設数が、去年と比べておよそ3倍に増えた。投資を始めたばかりの人も多いという。政府日銀も動いた。財務省と金融庁、日銀は臨時の3者会合を開催。金融市場の動向を見極め、経済や財政運営に万全を期すことを確認したという。株価は今後、どう動くのか専門家の間でも見方は分かれている。三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト・市川雅浩さんは「根底にあるのが米国の景気の先行き不安。和らげる材料が出てくると相場も落ち着く可能性」、ニッセイ基礎研究所・チーフエコノミスト・矢嶋康次さんは「色々なものがそろわないと正常な動きにならない」とコメント。
79年前のきょう、広島に原爆が投下された。被爆地では犠牲者を追悼する祈りが続いている。ロシアが核による威嚇を繰り返すなど、核兵器廃絶の道のりは厳しさを増している。広島平和公園は、多くの人の祈りに包まれた。昨年度、これまでで最も多い198万人余りが訪れた原爆資料館には、多くの外国人の姿があった。広島市・松井市長は「希望を胸に心を一つにして行動を起こそう」、岸田首相は「核軍縮に向けた国際社会の機運を高めるべく国際社会を主導していく」とコメント。
被爆者の廣中正樹さんは5歳のとき、今の広島市西区で被爆した。体験を語り続ける廣中さん。伝え続けるのは、被爆の翌日に息を引き取った父親との別れ。自分ができるのはあと数年と感じていて、伝承者の育成に力を入れている。その1人が、東京に住む河上聡さん。伝承者を目指し、この2年、研修を受けてきた男性は、この日、みずからが書いた原稿を初めて披露した。
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広島平和公園から中継。被爆者の平均年齢は85歳を超えている。きょうも講話を行った90歳の被爆者の女性は、「いつまで続けられるか分からないが、1回ごとの話を懸命に伝えていきたい」と話していた。一方、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化などで、国際情勢は緊迫化し、唯一の戦争被爆国の日本も、米国の核の傘に依存を強める姿勢が明確になっていて、核兵器のない世界の実現への道のりは厳しさを増している。
午後6時までの1時間に岩手県八幡平市に設置した雨量計で81ミリの猛烈な雨を観測した。岩手県と群馬県には土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。あすにかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがある。土砂災害に厳重に警戒して、低い土地の浸水や川の増水にも警戒。
日中の最高気温は、京都府京田辺市で39度ちょうどなど、各地で危険な暑さになった。この暑さの中、神奈川県の川崎警察署の入り口に貼られていたのは、「エアコン故障中」の貼り紙。先月下旬から空調設備が故障して、署内のほとんどで冷房が使えなくなったという。留置場の容疑者を一部、ほかの警察署に移すなど、対応に追われている。沖縄本島北部の潮の流れが穏やかな地点では、浅瀬に広がるほとんどのサンゴで、白化が確認された。水温30度以上の状態が続くと起きると考えられている。あすも危険な暑さが予想されている。
パリオリンピック。体操・岡慎之助選手は金3つを含む4つのメダルを獲得。岡選手がオリンピックの舞台に立つまでには、大きな試練があった。おととしの全日本選手権で着地に失敗し、右ひざの前十字じん帯を断裂。全治8か月と診断された。手術後、筋力は大きく落ち、オリンピック出場も危ぶまれる状態に。それでもリハビリに励み、手術から僅か2か月で練習を再開した。そして、つかんだ夢の舞台。3つの金メダルと1つの銅メダルを獲得した。岡選手は「常に勝ち続けられるような選手になりたい」と話した。
パリオリンピック。レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級では、文田健一郎が決勝進出を決めた。文田健一郎選手が銀メダル以上を確定した。前回の東京大会・決勝で敗れて、金メダルを逃した。3年前の雪辱を期す決勝は、日本時間のあす未明の予定「3年分の思いを全部ぶつけたい」とコメント。
パリオリンピック。パリ市中心部の観光名所、コンコルド広場にあるアーバンパーク。自転車のBMXフリースタイルやスケートボードなど、若者に人気のアーバンスポーツの競技会場として、連日、にぎわっている。バスケットボールの体験コーナーなども設けられて、大会のスローガン、広く開かれた大会を象徴する場所となっている。
アーバンスポーツの1つ、スポーツクライミング。水口僚さんは壁にホールドという突起を取り付け、ルートや課題と呼ばれるコースを作る、ルートセッターを務めている。地元、岐阜県内のクライミングジムで、みずからの手でコースを作った経験から、ルートセッターの仕事にのめり込んでいった。水口さんたちルートセッターが仕上げる壁を舞台に、この先も戦いは続く。
米国大統領選挙に向けた民主党の代議員による投票で、ハリス副大統領が99％の支持を獲得し、今後、党の大統領候補に正式に指名される。副大統領候補も近く発表される見通しで、早速、6日に共に選挙集会に参加する。返り咲きを目指すトランプ前大統領と対決することになるが、2人の支持率はきっ抗している。最新の各種世論調査の平均では、ハリス氏が47％、トランプ氏が46．8％となっている。早稲田大学・中林美恵子教授は「民主党が団結することでハリス氏の人気を今後高めることが出来るかもしれない」とコメント。関心が集まっているのが、民主党の副大統領候補の行方。日本時間の今夜にもハリス氏側が発表すると伝えられている。ペンシルベニア州のシャピロ知事のほか、アリゾナ州選出のケリー上院議員、ミネソタ州・ワルツ知事らの名前も挙がっている。ハリス氏は6日から10日にかけて、副大統領候補と共に激戦が見込まれる各州を回って、選挙集会を開く予定。
全国の気象情報を伝えた。
広島の中継映像。犠牲者の霊を慰める灯籠流しが行われている。
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