- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像と挨拶。
きのう、追加の利上げに踏み切った日銀。植田総裁は会見で、さらなる利上げの可能性に言及した。一方、アメリカFRBのパウエル議長は日本時間きょう未明の会見で「利下げは9月の会合で決定される可能性がある」とコメント。日米の中央銀行トップの発言を受けて、市場では円を買ってドルを売る動きが強まり、円相場は一時、およそ4か月半ぶりに1ドル148円台まで値上がりした。円高が進んだことで、株式市場では輸出関連の企業の業績への懸念が強まり、全面安の展開に。日経平均株価は、一時、1300円以上値下がりして、取り引き時間中としてはことし最大の下げ幅を記録した。金融アナリスト・大槻奈那は今後、1ドル140円程度まで円高が進む可能性もあるとしたうえで、経済への影響について「円高に向かうスピードがあまりにも速すぎるので株価もショック的な下落に表れているが落ち着いてくれば緩やかな円高である限り(企業は)対策は取れる。企業収益に対するマイナス影響は一定程度回避出来る」とコメント。
きょう、全国で最も気温が高かったのは、39.1度の広島県安芸太田町加計。広島県で39度を超えるのは初めて。先月の全国の平均気温は、7月としては気象庁が統計を取り始めてから126年間で最も高くなった。熱中症で運ばれる人も相次いでいるが、去年、東京23区では、熱中症で死亡した人のうち、9割が屋内で倒れていたという。室内での熱中症に注意が必要。住宅の断熱について研究する東京大学・前真之准教授が室内での熱中症を防ぐうえで気をつけてほしいと指摘するのが、太陽が高い位置を通る夏場。昼間は室内に直射日光はあまり入らない。一方、西日が多くさし込む夕方は、熱中症のリスクが高まるという。前さんがポイントだというのが、窓の外で日ざしを遮ること。すだれなどの活用を呼びかけている。暑さはあすも続く見込みで、近畿と九州では39度と、危険な暑さが予想されている。
トヨタ自動車のことし4月から6月までのグループ全体の決算。営業収益が11兆8378億円、最終的な利益も1兆3333億円となり、いずれもこの時期として過去最高となった。国の認証試験の不正問題により、一部の車種の生産停止などで日本での販売台数が減少したものの、円安で利益が押し上げられたことなどで業績を伸ばした。ホンダと日産自動車は、電動化などの包括的な協業の内容を発表。両社は、更新することで車の機能や性能を継続的に高めることができ、次世代の車に欠かせない車載OSなどのソフトウエアの基礎技術で共同研究を進めるほか、EVのバッテリーの仕様の共通化や相互供給などを検討するとしている。車のソフトウエア開発ではテスラ(米国)、BYD(中国)などの海外メーカーが先行しているうえ、開発には巨額の費用がかかることから、連携により開発スピードを上げるねらいがある。また、日産自動車がおよそ34%の株式を保有する三菱自動車工業も、両社の枠組みへの参画を発表した。ホンダ・三部敏宏社長は「世界をリードしていける力をつけるのがいちばん重要」、日産・内田誠社長は「競争力をいかにつけられるか」とコメント。
パリオリンピック。体操男子個人総合:金・岡慎之助、6位・橋本大輝。おととしの大けがを乗り越え、20歳で金メダルをつかんだ。岡選手は「めちゃくちゃ幸せです」、橋本選手は「悔いはあるけれど悔いが残るからこそ次の糧になる」とコメント。アスリートナビゲーター・内村航平さんは「1人だけノープレッシャーで楽しめて演技できていた。(橋本選手は)連覇というプレッシャーがあったと思う」とコメント。
パリオリンピック。バレーボール男子は52年ぶりのメダル獲得を目指す。日本3−1アルゼンチン。日本バレーボール協会・川合俊一会長が決勝トーナメント進出へカギとして挙げたのがサーブポイント。予選リーグの最終戦はアメリカと対戦する。
偽造されたマイナンバーカードを本人確認の場面で悪用する事件が相次ぐ中、デジタル庁は、スマートフォンを使って、カードに内蔵されたICチップの情報を読み取り、カードが本物かを見分けられるアプリを開発した。河野デジタル大臣が都内の金融機関を訪れ、アプリの実証試験の様子を視察した。アプリは、今月下旬にも公開される見通し。河野デジタル大臣は「アプリを入れるだけで確実な本人確認ができる」とコメント。
アメリカのトランプ前大統領は黒人記者の団体のイベントに出席。秋の大統領選挙で対決する見通しのハリス副大統領について「彼女はいつもインド系だとアピールしていた。何年も前に突然、黒人だと言い始めるまでは黒人だと知らなかった」とコメント。これに対し、ハリス副大統領は、「対立をあおり、無礼にふるまういつものやり方だ」と述べて強く反発した。米国のメディアの多くは今回の発言を批判的に伝えていて、選挙戦に影響が及ぶのか注目されている。
広島市・松井市長は、被爆から79年となる今月6日の広島原爆の日に読み上げる平和宣言の概要を発表した。世界情勢が混迷する中、武力に頼らざるをえないという考えが強まっているとして、核抑止力に依存する政策の転換を促すとしている。
和歌山・白浜町で子どもたちに人工雪がプレゼントされた話題を紹介。全国各地の天気を伝えた。
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