- 出演者
- 高井正智 川口由梨香 向笠康二郎
オープニング映像とキャスターの挨拶。
アメリカ・ウクライナ首脳会談。およそ50分間、メディアに公開された会談。序盤の和やかな雰囲気に、その結末を感じさせる予兆はなかった。しかし、およそ40分後、報道陣の質問をきっかけに、空気が変わる。記者「プーチン大統領に近すぎるとの懸念もある」との質問に対しトランプ大統領は「双方に歩み寄りがなければディールは難しい」、バンス副大統領「平和と繁栄への道は“外交”に取り組むことかもしれない」、ウクライナ・ゼレンスキー大統領「オバマ氏、トランプ氏、バイデン氏、2014年(クリミア併合)から誰もプーチンを止められなかった。どんな外交ですか」。そして、黙って聞いていたトランプ大統領も「我々がどう感じるか言わないでほしい。あなたは指図する立場にない。あなたは数百万人の命を使って賭けをしている。第3次世界大戦をめぐって賭けをしている」。そして会談では、ウクライナの鉱物資源の権益を巡り、安全の保証に関する隔たりも浮き彫りになった。アメリカは、鉱物資源の共同開発に関わることが安全の保証になるという立場。一方のウクライナは、将来のロシアの侵攻を抑止するため、NATOへの加盟などを求めてきた。共同記者会見は中止に。合意文書への署名も見送りになった。アメリカでは、与野党で評価が分かれている。共和党・グラム上院議員はワシントンで「ゼレンスキー大統領は辞任し我々と一緒に仕事でkリウ人物送るか、自身を変える必要がある」と述べた。民主党のシューマー院内総務は、トランプ氏とバンス氏はプーチンの汚れ仕事をしていると批判。EU(ヨーロッパ連合)フォンデアライエン委員長は、ゼレンスキー大統領、あなたは決して1人ではないとし、ウクライナを支え続ける姿勢を強調した。ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、これは有益だが、まだ足りないと投稿。ウクライナへの軍事支援の停止につなげるべきだと主張した。
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専門家は、双方の考え方に大きな違いがあったと指摘する。笹川平和財団・畔蒜泰助上席研究員は「“トランプ大統領なら外交で平和を早期に実現”というバンス副大統領の発言に対しゼレンスキー大統領は“外交とは何ですか”“ロシアとはまともな外交はできない”と否定してしまった。トランプ政権のウクライナ外交を否定したと捉えられた」。
トランプ大統領は会談のあともゼレンスキー大統領への批判が止まらない。ゼレンスキー大統領は報道陣の問いかけに応えることなく、ホワイトハウスを後に。その後、出演したアメリカのFOXニュースで、改めて「オープンで正直でなければならない」と主張した。ただ今後については「大統領2人の関係以上に歴史的、国民同士の強い関係がある」。今後の対応が注目されるトランプ大統領は「(Qゼレンスキー氏よりプーチン氏を信頼するのか?)取引を成立させたいだけだ」との考え方を示している。
笹川平和財団・畔蒜泰助上席研究員は「両国関係はさらに悪化していく可能性が高い。トランプ政権内でウクライナに対する支援を縮小、停止していくべきだと議論が始まる可能性がある」とコメント。その上で、停戦に向けた動きにも大きな影響を与えるとの見方を示した。「ロシアは停戦そのものを急いでいない。アメリカとの関係回復を進めつつ戦争を継続する選択肢が生まれてくる」などとコメント。
各地で4月下旬並みの暖かさとなった。春の訪れが近づき、青森市で中学生たちが掘り出したのは、1か月余り雪に貯蔵されていた、およそ1万5000個のりんご。雪の中は温度や湿度が一定で、みずみずしさが保たれ、甘さが引き立つという。愛知県知多市では早咲きの梅の花が見頃を迎えていた。日中の最高気温は、福岡市で22度を超えるなど、3月下旬から4月下旬並みの暖かさとなった。気温上昇の影響か、群馬県みなかみ町の谷川岳では、登山中だったと見られる男性2人が雪崩に巻き込まれた。救助されたが、容体は分かっていない。あすも気温が上がる見込みで、積雪の多い地域では、雪崩や屋根からの落雪に十分注意が必要。そして、春の訪れを感じさせる陽気から一転、あさって月曜日からは気温が急激に下がる見込み。月曜日から火曜日ごろにかけては、前線の影響で東日本の山沿いを中心に雪が降り、東京23区西部など、関東南部の平地でも積雪のおそれがある。
日本維新の会の党大会。国会議員や地方議員など、およそ300人が出席した。党大会では、新たな活動方針を決定し、自民党、公明党の両党と合意した、党が掲げる教育無償化の具体策や、社会保険料の負担軽減策を着実に進め、現役世代の手取りを増やすとしている。そして、少数与党の状況が合意につながったとして、夏の参議院選挙で与党を過半数割れに追い込み、さらなる政策の実現を目指すとしている。また中央集権体制からの脱却に向けて、大阪の副首都化を検討することや、時代の変化に合わせて憲法改正を実現していくことも盛り込んでいる。さらに、党所属の兵庫県議会議員が去年の県知事選挙の期間中、非公開とされた百条委員会の音声を外部に提供するなどした問題を念頭に、地方組織のガバナンスや、党本部機能の強化に取り組むとしている。日本維新の会にとって、教育無償化などでの与党との合意は、吉村代表がこだわってきた公約の実現を示したものといえる。党内からは政策実行力をアピールできたとして、支持率向上につながると期待する声も出ている。ただ足元の関西では、去年の兵庫県知事選の期間中の対応を巡って、県議会議員2人に除名などの処分を行う事態となり、影響が懸念されている。公約を実現するために、与党の過半数割れを目指す参議院選挙に向けて、吉村代表がどういう戦略を描くのか、そのかじ取りが焦点となる。
能登半島地震の被災地では住宅の修繕工事がいまだに行われず、工事が始まるまでにこれからさらに1年近くかかると見られるケースも出ている。石川県穴水町の小川満さんの自宅は公費解体の対象とはならず、修繕工事を行って住み続けることを決めた。ただ、1年2か月がたっても工事が始まるめどは立たない。工務店に1000件を超える依頼が殺到していて、職人の数が足りず、工事の開始までにさらに1年近くかかると見られている。能登半島地震で被害を受けた石川県内の住宅は11万5000棟余り。被災してから工事が始まるまでに2年近くがかかると見られるケースも出ている。地元業者の深刻な人手不足に加えて、奥能登地域は交通のアクセスが悪く、宿泊できる施設も少ないため、金沢市などの都市部から職人を受け入れることも簡単ではない。金沢大学 融合研究域・豊島祐樹講師は、このような状況だと能登で生活をすることを諦めつぇ今人口流出に拍車がかかってしまうことが想定されるなどとコメント。珠洲市にある工務店では、工事の依頼が地震前のおよそ10倍に増えていて、金沢市にいる職人2人に応援で入ってもらうため、プレハブの宿舎を設置した。工務店の盤戸巧也専務は、多少無理してでも1棟でも多く地元の人の生活を守れる住まいを提供していきたいと話していた。専門家は、工事業者の宿泊場所として、能登に多い空き家を活用することも提案している。
アリゾナで行われたオープン戦:ドジャース×エンジェルス。ドジャース・大谷翔平が1番指名打者で出場し、開幕投手の菊池雄星から先頭打者ホームラン。「スケジュール通り3打席立てたのでいい1日だった」などとコメント。
全国の天気予報を伝えた。
エンディングの挨拶。