ゴロゴロ野菜が売りなだけに野菜の選びかたには特徴がある。様々な産地や加工業者の冷凍ナスを取り寄せ食べ比べが行われていたが、野菜選びのポイントは家庭レンジでの調理後に一番美味しくなるものを選んでいるという。自社製品のスープカレーに使用するナスは加熱すると皮がやわらかくなるベトナム産を選んだ。一方で野菜たっぷりの甘辛プルコギビーフには南米エクアドル産のブロッコリーを使用している。エクアドルのブロッコリーは寒暖差の激しい高地で栽培しつぼみがしまっているのが特徴。さらに試食イベントではじめて食べた人に感想を聴くと作りたてのようで美味しいとの意見が。製造を委託している工場を訪ねると大勢のスタッフが手で詰めているのは冷凍した野菜。何も調理していない素材のままの野菜を袋に詰めていく。グリーンスプーンの肝だという塊は、スープだけを固めたもので具材はいれずに出汁や調味料などを合わせて煮込んでそれをキューブ状に冷凍している。多く冷凍食品は工場で具材や調味料をあわせて煮込んで料理を一度完成させる。一方でグリーンスプーンは調理していない具材とスープの素を袋に詰めて届けそれを家庭でレンジに掛けることではじめて調理が始まる。温め直しではなくできたてが味わえるという。