植野さんのドル円予想レンジは「148.50円~150.00円」で、今日はアメリカでは過去5年分の消費者物価の季節調整値が改定されるので前月比実績が情報修正されたらドル高、下方修正されたらドル安と教科書通りのリアクションを示しそうとのこと。注目ポイントは「大統領選とドル相場」で、「バイデン、トランプどっちが勝ってもホワイトハウスと両院議会が3つ揃わないと財政政策の変更はできないので、財政経由の影響は出ないと思う。一方、三極のねじれが全て解消された場合は財政赤字の拡大懸念で、アメリカの長期金利が上昇して、ドル高圧力が高まりそうだが、私個人はトリプルブルーの実現確率が現時点で7.5%、トリプルレッドは17.5%とみてる。」などと話し、金融政策への影響について、バイデン氏再選の場合は金融政策の独立性を尊重、トランプ氏復活の場合はパウエル議長を再任しないと思うとした。またトランプ氏は復活で為替への影響は輸入製品に原則10パーセン関税、中国製品に一律60%超の関税と言ってるという。