米国・バイデン大統領は民主党に所属する連邦議会議員に対して書簡を送り、選挙戦にとどまって最後まで戦うと伝え、党内に広がる大統領選挙からの撤退論を強くけん制した。バイデン大統領は自らのSNSに公開した書簡に「人々が抱く懸念を耳にした。目を背けるつもりはない」と記したうえで「選挙戦を最後まで走り抜き、トランプ氏を打ち負かすと固く決意している」と選挙戦を継続する意欲を強調した。また、民主党下院トップ・ジェフリーズ院内総務が主催する電話協議で、バイデン大統領撤退を求める議員が出るなど、党内から公然と撤退の声が上がっていることも念頭に、バイデン大統領は「そろそろ終わりにすべきだ。今こそ団結し党として結束して前進しよう。」と呼びかけた。