グーグルが年に1度新たなサービスや製品を発表する大規模イベント「Google I/O」が14日に開幕した。AI開発競争が激化する中、どんな技術が披露されたのか。シリコンバレーで開催中の「Google I/O」は開発者会議とも呼ばれ、世界中から多くのエンジニアが参加する。基調講演は終了し、ピチャイCEOは「あらゆる面で強化されたジェミニの性能によって究極の目標に近づいている、AIを全ての人に役立つものにする」と述べた。今回、グーグルはAIサービス「ジェミニ」のアップデートを発表。検索分野の絶対王者であるグーグルが検索レベルをさらに引き上げていくとの意気込みを強く感じた。文字だけでなく、あらゆる情報を駆使した検索体験がAIによって可能になるという。AI検索は近くサービスを開始する予定で、まずは英語からの対応になる。AI技術をめぐってはイベントにぶつけるような形になったが、ChatGPTを手がけるオープンAIが13日に新基盤技術「GPT−4o」を発表。競争激化の中、AI検索は一つのキーワードになるかもしれない。