人口6000人ほどの北海道・本別町は、豆の町だという。まず向かったのは道の駅。棚には20種類ほどの豆が並んでいた。道の駅の松本浩希さんは、地元でとれる豆のことなら何でも知ってるという。パンダ豆は、見た目が可愛くて非常に人気があるとのこと。塩ゆでにして、サラダに混ぜて一緒に食べるといいのだそう。道の駅のレストランでは、本別の豆を使用した料理が人気。松本さんのおすすめは、黒豆納豆チャーハンだという。これは幻の豆・中生光黒大豆とのこと。中生光黒を使用した黒豆サイダーも用意された。黒豆の煮汁+炭酸と新感覚の飲み物だという。続いて、本別高校を訪ねた。大豆ミートを使用した料理を作っているとのこと。大豆ミートを通して本別の豆をもっと食べて欲しいという思いで、2年生4人組は大豆ミートの料理を考えている。メニューのアイデアをだしたのは、古川智大さん。これまで何度も試行錯誤を重ねてきたという。そうして出来上がったのは、ジャージャー麺と汁なし担々麺。手軽に食べられる具の缶詰が、この春道の駅で販売予定。地元で人気の豆腐があると聞いて訪ねたのは、工房。つくっているのは平均年齢80歳を超えるお母さんたち。週1回ほど集まり、豆腐や油揚げを手作りしているとのこと。25年前から豆腐づくりをはじめた。使う豆は、自分たちが育てた大袖振大豆だという。作り方はシンプルで、美味しい豆をふんだんに使って丁寧に作るだけ。美味しさの秘密は、豆の絞り方にもあるという。にがりを混ぜて待つこと30分、型枠から取り出せば木綿豆腐の出来上がり。1回の仕込みで使う豆腐は5キロだという。豆腐は普段学校給食などにだされていて、販売されていないが、豆工房では豆腐づくりの体験ができるとのこと。