パリ五輪予選を兼ねたスケートボードWSTストリートの国際大会決勝。ストリートは45秒位内に滑る「ラン」と難易度の高い技に挑戦する「ベストトリック」で構成。2本滑る「ラン」の良い方の得点と「ベストトリック」5本のうち得点上位2本を合わせたスコアで争われる。日本は男女ともに世界ランキング上位6人が5月・6月に行われる最後の五輪予選シリーズに進出できる。その2試合の結果で男女ともに五輪代表3枠が内定する。女子の決勝ではベストトリック4本目を終えて暫定2位の15歳・赤間凛音が最後の5本目で魅せる。270度回転しボードの真ん中をセクションにスライドさせる「フロントサイド270リップスライド」を見事に決める。逆転のトリックを決めた赤間がオリンピック予選2度目の優勝。一方、男子決勝では根附海龍がランで精度の高さを魅せる。残り25秒、ここまでノーミスの根附は次々技を披露しノーミス・フルメイクでランを決めきった。これで根附はベストトリックでも高得点の技を2本決めて暫定1位。そして決勝最後のベストトリックで準決勝1位通過の白井空良が登場。ここで99.63以上を出せば逆転優勝となる。惜しくも優勝は逃したが、決勝では最高点の97.07で3位となった。根附が五輪予選で初優勝を果たした。番組ではあす白井選手へのインタビューをお届けする。