来年イタリアのミラノ・コルティナダンペッツォで開かれる冬のオリンピックに注目。スキージャンプ女子の高梨沙羅選手は北海道出身の28歳。ジャンプの天才少女として注目を集め中学生のときから活躍を続けてきた。オリンピックにはソチ大会、ピョンチャン大会、北京大会と3大会連続で出場している。小学2年生でスキージャンプのとりこになった高梨選手。中学3年生でワールドカップ初優勝、歴代最多63回の優勝を積み上げてきた。ミラノコルティナ大会までまもなく1年。高梨選手は今も消せない記憶と戦っていた。前回の北京大会、スキージャンプの混合団体で高梨選手の1回目がスーツの規定違反で失格。一時は引退を考えるほど追い込まれながら、現役を続ける決断をした。ただここ3シーズンはW杯優勝なし。ルール変更や海外勢の台頭にも苦しんできた。それでも飛び続けるのは中学2年生のときの出来事があるから。高梨沙羅選手は、見てくださっている方々がすごく楽しそうにジャンプを見てくれている様子を見てすごく幸せを感じられたと話した。今月1日ドイツで行われたワールドカップでは復調を感じさせるビッグジャンプを見せた。高梨沙羅選手はジャンプを飛ぶことで誰かに元気・勇気を与えられるパフォーマンスをすることが一番、それができるまではやっていきたいと話した。