シリアのアサド政権を崩壊させた反体制派が、来年3月1日まで統治する暫定政府を樹立すると中東メディアが伝えた。暫定政府として権力が委譲されるのは、反体制派が行政機構として設立した「シリア救国政府」。トップ・バシル氏が、反体制派を主導する過激派「シリア解放機構」から、自身が暫定政府の首相に任命されたと表明。詳細は明かされていないが、2025年3月までの間に正式な政府の樹立に向け準備するとみられる。アサド政権からの権力の委譲が円滑に行われるかが焦点。イスラエル軍によるシリア空爆など混乱が続いていて、先行きは依然として不透明。