国沢光宏氏・井上久男氏とともにホンダと日産自動車の今朝の新聞各紙に出てくるのは「100年に1度の変革期」という言葉。本田宗一郎氏が残した言葉には「成功は99%の失敗に支えられた1%」などがある。日産は「ブルーバードお前の時代だ」などのキャッチコピーで知られてきた。井上氏によると、ホンダの企業理念は「挑戦するホンダ」技術者出身の本田宗一郎氏のもと、二輪から四輪事業に参入。日本のモノづくりの精神を世界に発信していった。日産の場合は「技術の日産」日本最古の自動車メーカー。高度な技術力で日本の自動車業界の礎を築いた。両社は高度経済成長期に発展していった。1950年代の「三種の神器」は白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫だが、1960年代の高度経済成長期になると「新三種の神器(3C)」はカラーテレビ、クーラー、カー(自家用車)とされた。国沢氏によると「ホンダ、日産は高度経済成長期を支えた団塊の世代の人たちを中心に支持されてきた。日産はトヨタと首位を争い、ホンダも独自の路線で追随した」と指摘。