ドクターヘリに密着。舞台は群馬県前橋市にある前橋赤十字病院。この地域の基幹病院。ドクターヘリは群馬県を中心に栃木県、埼玉県の一部もカバー。命に関わる危険な状態の恐れも、3分後医師2人看護師1人が急いでヘリに向かう。約30km先の救急車との合流地点に15分ほどで到着。ヘリの中でも消防と連絡を取り合い患者情報を集める。要請から23分後、合流地点に到着。呼吸の状態はよくなく、刺さったハサミが肺に到達している恐れもあると判断。ヘリに乗せて搬送。肺から空気が漏れていることが判明。その後迅速に手術を行い一命をとりとめた。この病院に勤務している杉浦岳医師37歳。フライトドクターになって6年経つ。患者を救うために何でも出来る医師になりたいとの思いから救命医を志望したという。ドクターヘリの要請件数は年間で500件以上。交通事故で重傷者がバイクが車と接触し、頭から出血しているという。杉浦医師は患者に骨折の疑いが複数ある上、肺にも影響が出ている恐れがあると判断。ヘリで緊急搬送。杉浦医師の指示を受けて受け入れ態勢を整えていた。CT検査で体の状態を確認すると肺が損傷していることが判明。さらに肩甲骨やろっ骨など6本以上の骨が折れていた。その後、患者は快方に向かっているという。救命救急の最前線で活動するドクターヘリ。きょうも現場に向かっている。
