田原さんはバイデンになるか、トランプになるかで日本の経済はどうなる?と質問した。加谷さんは「森本さんの話ではトランプであれば一対一のリールができるので話がし易い。日本はバブル崩壊以降、世界ではIT化が進んだが乗れなかったので日本は30年間低迷した。日本の意思決定に問題があった。フェーズが変わり、アメリカなどはITでここまで伸び日本と差がついた。だがこのシステムが限界に達している。チャンスとみたプーチンが戦争を仕掛けている。90年代、アメリカが色んなところで外注し、最も安いものを採用すればいいと効率の追及を最大限目指した。そのツールがITだった。日本は乗れず上手くいかなかった。そのシステムが上手く回らなくなってきている。世界中、どうやって成長したらよいか模索している状況。インフレになったり戦争になっている。世界はブロック化しつつあることを大前提にしてどのような産業が得するか考えるべき」と主張した。小谷さんは「これまでは効率性を重視してきた。今は安心を重視している。経済安全保障の観点から信頼できるパートナーと経済関係を強化しようとしている。日本は中国と分野によるが、最先端技術に関して距離を置かざるを得ない」などと語った。たかまつさんは「だからSDGsとか大事になる。バランスよく成長させていきましょうという考え。法的拘束力はないが、国連加盟国が一致しやりましょうといった。同じ方向を向けた大事な価値観。日本はSDGsといえばエシカル消費を促していけば」などと語った。武隈さんは「賛成するのはよく分かる。ただ現実問題、先進国については考えないといけない問題。ただ内戦をやっている国ではそれが内戦を止めるわけではない」などと語った。増田さんは「素晴らしいことだと思う。ただ色々な人の立場になると理想を語る人とできない人の難しさが選挙に出る。理想は持つべき」などと語った。藤井さんは「自衛隊とアメリカ軍ってバラバラで指揮していくことは可能か?」と質問した。森本さんは「これが日米共同声明の大きなテーマだった。アメリカの場合、指揮しているのは大統領、国防長官、統参謀議長、地域軍の司令官。在日米軍司令官は指揮権ない。日本は総理大臣がもっている。部隊をどうやって動かすのか、特別任務部隊を任命する。日本の司令官とアメリカの司令官をどうやってつなぐか大きなテーマとなり日米共同声明にかいてあったが、具体的に今からつなぐ」などと語った。