トランプ大統領は23日、国連総会で2期目では初めてとなる一般討論演説を行った。各国代表の持ち時間は、基本的に15分とされているが、トランプ大統領の演説は1時間弱に及んだ。タとカンボジアの武力衝突時の仲介などを例にあげ自身の成果を誇った上で、国連や国際社会に不満をぶちまけた演説となった。演説では、イギリスやフランスといった同盟国を含め、パレスチナを国家として承認する動きが広がったことについて、「テロリスト ハマスへの報酬」だと反対した、国際社会の批判が高まるイスラエルを擁護する姿勢を強めている。国連が推進してきた地球温暖化対策を「史上最大の詐欺」と切り捨てるなど、国際協調からより距離をとる姿勢がより鮮明となった。
