日本でカラーアニメが普及し始めたのは1960年代とされているが、あるアメリカ人の研究者が1930年代に日本で作られた作品の復元に成功した。今では珍しい紙のフィルムで作られた作品。先月、大阪で紙フィルムの映像の上映会が行われた。映像を復元したのはアメリカの大学で映像史の研究をするエリック・フェーデン教授。教授が紙フィルムに出会ったのは2017年。当時、京都の大学で日本の映像史の研究にあたる中、地元の博物館で紙フィルムの存在を知った。教授が思いついたのはデジタル化だった。去年、紅白歌合戦に出場したこっちのけんとのミュージックビデオを制作した映像作家のかねひさ和哉。昔のアニメのスタイルを取り入れた数々の作品を世に送り出している。