ウィンタースポーツで知られる長野・白馬村に、史上初の夏のオリンピアンが誕生した。スケートボード・男子パーク永原悠路(19)は23年アジア大会では銀メダルを獲得した。武器はスピードと高さで地上から約6mでマンションの2階まで届く高さだという。地元のスターの活躍を村の人たちも全力で支えている。永原のパリへの秘策は「キックフリップ540」空中でボードを1回転、体を1回転半させる大技で世界でも数人しか決めていないこの技に挑み続け去年初成功させた。白馬村での壮行会で永原は「本当に目指すところは金メダル」などと話した。永原悠路は東京五輪直前に大腿骨を骨折、今回初めてのオリンピックとなる。