アルゼンチンの中間選挙でアルゼンチンのトランプとも呼ばれているミレイ大統領が勝利した。選挙前にはトランプ大統領がアルゼンチンへの支援を表明していた。ミレイ大統領はおととしの就任後、政府職員の大幅削減や規制緩和などの経済改革を進め、インフレは大幅に鈍化していた。一方で改革はショック療法とも言われ雇用が大幅に失われ、行政サービスが低下するなど不満が市民からあがっていた。ミレイ大統領の妹の汚職疑惑で政権に逆風が吹き、先月のブエノスアイレス州での地方選挙ではミレイ氏率いる与党が大差で敗北していた。この流れを変えたのがトランプ大統領による支援の表明。トランプ大統領はミレイ氏の与党が中間選挙で勝利することを条件に通貨ペソの買い入れや200億ドル規模の通貨スワップ協定で合意していた。
