NATOは今月3日から2日間の日程で外相会合を開いており、初日はウクライナへの軍事支援について協議した。NATOはこれまで、ウクライナへの兵器供与は各加盟国が行うという立場をとってきたが、ストルテンベルグ事務総長は長期にわたり確実に軍事支援を行うために、NATOがより大きな役割を果たすことを各国に提案した。会議に出席したベルギーの外相によると、事務総長は今後5年で1000億ユーロ(16兆円規模)の軍事支援を加盟国に提案したという。ただハンガリーの外相は、NATOがウクライナへの軍事支援で役割を強化することに反対の考えを表明していて、今後の協議には曲折も予想される。