福島県内でクマの目撃が相次ぐ中、ドングリなどエサになる木の実の状況から、ツキノワグマの出没を予測するため、県などが、福島市郊外の山林で木の実の状況を調べた。きょうは福島市土湯温泉町の山林で調査が行われ、調査員が双眼鏡でブナの枝に実った木の実の数を数えて記録していた。調査員によると、きょうの調査では大凶作だった去年と比べて、木によって差はあるものの、実り具合はよいという。警察によると、県内では、おとといまでに546件のクマの目撃情報が寄せられていて、過去最多となった去年の同じ時期より91件多く、過去最多のペースとなっている。