若狭湾の春の味覚・養殖ワカメの水揚げが最盛期を迎えていて、小浜市では養殖業者が出荷作業に追われている。小浜市では20人ほどがワカメの養殖に取り組んでいて、このうち角野正典さんは、矢代漁港の沖合で200メートルほどのロープを使って養殖している。いま水揚げが最盛期を迎えていて、角野さんはロープを引き上げると長さ2メートルほどに成長したワカメを次々に刈り取っていった。そして漁港に戻ると、茎やめかぶなど部分ごとに切ってせん別する作業に追われていた。ことしは冬に雨や雪の日が続いたため、山から養分を含んだ水が多く流れ込み、順調に育っているという。角野正典さんは今の時期だけ味わえるなまを楽しんでほしいという。