和平交渉とともにアメリカが合意を急いでいるのがウクライナとの鉱物資源協定。2月28日、ホワイトハウスで激しいやり取りが繰り広げられた米ウクライナ首脳会談。この異例の口論で決裂となったのが、ウクライナの鉱物資源の共同開発協定。フォーブス誌の試算では、ウクライナ全土の鉱物資源は総額約2100兆円。今週中にも成立の見通しだったが、ウクライナのマルチェンコ財務相は「解決すべき問題がまだ残っている 週内に最終決定することは絶対にない」と明言。アメリカがこの協定にこだわる背景には中国との貿易戦争が関係しているという。