大手商社の昨年度1年間の決算が、きょう相次いで発表された。当初の想定より円安が進み、海外事業の利益が押し上げられたことなどから各社とも好調な業績となっている。このうち三菱商事は、昨年度1年間のグループ全体の決算で、最終的な利益が9640億円となりこれまでで2番目に高い水準となった。LNG液化天然ガスの取り引きに関する利益などが増えたほか、円安によって最終利益が押し上げられたということだ。このほか、丸紅は最終的な利益が4714億円となり、過去最高だった前の年度を13.2%下回ったが、海外での発電事業が増益となったことや円安による利益の押し上げ効果などによって、過去2番目に高い水準となった。また住友商事は、最終的な利益が前の年度を31.7%下回ったものの、海外での自動車販売が好調だったことなどから過去3番目に高い水準となる3863億円となった。
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URL: http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
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