パリ五輪が開幕した。メダルラッシュが期待される柔道で先陣を切ったのは、女子48キロ級の角田夏実選手。準々決勝では去年の世界選手権で準優勝した地元フランスのブクリ選手と対戦。角田選手は開始1分で鮮やかな巴投を決め、見事一本勝ちを収めた。この後の準決勝も勝利し、角田選手は決勝に駒を進める。決勝の相手は世界ランキング2位で、今年の世界選手権でも優勝したB.バブドルジ選手。角田選手は巴投で技ありを奪うと、そのまま逃げ切って今大会日本のメダル第1号となる金メダルを獲得した。日本の夏季オリンピック通算500個目のメモリアルなメダルとなった。また、男子60キロ級に登場した永山竜樹選手は準々決勝で敗れてしまったが、その後の敗者復活戦を勝ち上がり、迎えた3位決定戦で一本勝ち。銅メダルを獲得した。