「『止まれ』が『逆三角形』なのはほかのみんなが丸くなったから」について京都大学の高橋教授が解説。道路標識は全部で96種類あり、中でも「止まれ」は歩行者の安全のために特に重要な標識。1950年、道路標識令が全面改正したときに「止まれ」が追加されたが、当時は八角形だった。理由は当時の日本はアメリカを中心としてGHQの占領下にあり進駐軍が理解できる標識を採用したため。1963年、道路標識の形や区分が大幅に改定されることに。理由は翌年の東京オリンピック。大勢の外国人に対応できるよう、異なった形の表紙見を作成し見やすさを比較する調査が行われ、最も目につきやすいのが円形という結果に。そのとき、絶対的な禁止を意味する規制標識は四角形。この四角形の標識が円形に変更された。八角形だった「止まれ」は円形と類似しているという理由から逆三角形に変更された。