スーパーで売られるコメの平均価格が10週ぶりの値上がり。農林水産省が発表した先月27日までの1週間に全国のスーパー約1000店舗で販売されたコメ5kgの平均価格は前週比40円値上がり、3625円となった。コメ全体の販売量のうち2000円前後の備蓄米の割合が落ち込み、価格への影響が小さくなっていることが主な要因とみられる。備蓄米を含む「ブレンド米」の平均価格は、前週比45円上がり3133円。銘柄米は前週比17円下がり平均4247円だった。2000円前後の備蓄米は今月末が販売期限で、売り切ることができるか不透明な状況。政府がコメの安定供給に向けきょうの関係閣僚会議でコメの増産に踏み切る方針を打ち出すと今朝の読売新聞が報じている。コメ価格高騰の要因について「生産量が需要量より不足」と分析。環境配慮型の農業への直接支払いの交付金創設などの案が出ているという。事実上の減反にあたる生産調整を見直す農政の歴史的転換となると記事は伝えている。