全人代が今日から北京で開幕し、李強首相がトランプ政権を念頭に保護主義を批判した。トランプ政権との関税の欧州で輸出が伸び悩む可能性があるほか、消費低迷により経済が失速している中、李強首相は、今年の経済成長率の目標を3年連続で5%前後を表明し、強気な姿勢を見せた。景気対策としては、GDPに対する財政赤字比率を従来の3%から4%前後に引き上げ、日本円で26.7兆円余の超長期特別国債を発行し、その一部を消費の支援策にあてる等としている。国防費については、去年より7.2%多い36兆7000億円相当の予算案を公表し、軍事力の拡大に引き続き力を入れる姿勢を示した。