米国大統領選挙に向けた野党共和党の全国党大会は最終日を迎え、トランプ前大統領がこのあと演説を行う。トランプ前大統領は銃撃事件のあと自ら演説を大幅に書き直したとの音で関心が強まっている。党大会2日前に銃撃されたトランプ前大統領は初日から会場に姿を見せているが、演説するのは初。トランプ前大統領は事件後演説は国民を団結させる機会になるとの考えを示している。演説では暴力に屈しない強い指導者増をアピールするとともに、これまで自身と距離を置いてきた党内穏健派や無党派層も見据え、国民の団結を呼びかけるものとみられる。今回の党大会では大統領候補者の指名争いを繰り広げたヘイリー元国連大使などがトランプ前大統領への強い支持を表明し、共和党は挙党体制を強調することに重点を置いてきた。民主党のバイデン大統領が選挙戦からの撤退圧力にさらされる中、トランプ前大統領としては指名受諾演説でさらなる結束を図り選挙戦にはずみをつけたい考え。