今日のテーマは「日銀金融政策正常化の道筋は?」。加藤さんは「1月の金融政策決定会合以来、日銀から金融政策を示唆する情報発信がずいぶん増えたと思います。植田総裁が総裁になったスタート地点は、短期金利がマイナス金利政策で、マイナス金利を維持しながらYCCの10年債の上限1%としました。その後『目処』という言い方にして曖昧化させてきました。3月の春闘の結果などで日銀の背中を押す空気が高まってくれば、マイナス金利解除の可能性は高まってくると思います。しかし、日本の消費はなかなか強くならず、緩和を維持して円安という副作用も出ていますから、日銀総裁はバランスを取るという意味でも過度に慎重にはならないと思います」などと話した。