ロボット産業で日本がとるべき戦略について、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長の古田貴之が解説。日本はそれほど中国に負けていない。本当に重要なのは作業性能。フィジカルAIにおいてはアメリカ、中国、日本が横一線。手の作業性能に関するAIはむしろ少し日本が進んでいる。人の代わりになる作業ができるようになると、次の段階としてロボットそのもののクオリティーの高さが重要になってくる。ロボットが24時間365日動くようになると、自動車産業が持っているような非常に質の高さが重要になる。ここは日本の独壇場で、ものづくり力が生きてくる。部品やサプライチェーンが一番難しいところ。日本は産業用ロボットの世界シェアが5割ぐらい。ロボットの関節のギア部分が未だに強い。一方、カメラやレーザーセンサーのような部品の一部は中国企業が強い。部品をどう国内で調達するかが経済安全保障の観点からも非常に重要。レアアース問題と少し似ている。フィジカルAIを制すにはサプライチェーンを制さなければいけない。もともとセンサーの世界でも日本は強いので、量産するようになれば自ずと復活するとみている。
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