開店前、福岡市のイオン香椎浜店にできた長い行列。目当ては備蓄米5kg2138円。あまりの人気に店は開店時間を早めてオープンさせた。随意契約の備蓄米はイオン九州の店舗では初めての販売となった。小泉農水大臣の「コメ2000円」宣言から3週間。きのう沖縄・石垣市でも備蓄米の販売が始まり全国の店頭で備蓄米が流通。小泉大臣と面会した大手小売トップらからは精米の課題が指摘された。セブン-イレブン・阿久津社長は「逼迫しているというのが現状」と述べ「8月まで」の販売期限の延長を求める意見が相次いだ。埼玉・越谷市の精米所・ナカムラ米販では1日15トンの精米を行うも備蓄米の依頼を受けて以降1日10トン精米の量を増やした。中村社長によると「備蓄米は乾燥して硬い、通常の精米をすると割れやすい」という。小泉大臣は備蓄米の追加放出を表明。横浜市のコメ店・農家産直米すえひろでは120の銘柄を扱っているがいまは7銘柄に限られている。随意契約の備蓄米が出始めて先月、在庫がないとしていた卸売業者から銘柄米を仕入れることが出来たという。荒金代表によると「備蓄米がここまで順番にどんどんどんどん出てくるとは思っていなかった。ここまで増えると米価は5kgで4200円から3000円台に下がってくるのではないか」という。