女性の厚生年金を底上げするために企業に求められる役割について、坊美生子は男女の賃金格差の縮小が大事。今後は性別に関わらず、家事・育児・介護などの事情がある人も働きやすいようにすることが大事などと話した。井戸美枝は年金は基本的に65歳から受け取ると100%だが、75歳まで受け取る年金を遅くできる。そうすると1か月繰り下げると0.5%ずつ増えた年金が一生受け取れる。繰り下げ受給を利用することも考えて欲しいと話した。年金が足りない、生活に困っている時は各自治体の自立支援相談機関の窓口に相談したり、医療・介護保険料の減免を受けることができる。井戸美枝は年金の仕組みを教育現場でも伝えてほしいなどと話した。坊美生子は多様化が進んでいる中で今後、全ての人の老後を年金だけで支えるのは無理。個人は新しい仕事にチャレンジする、企業は色んな人の能力が発揮しやすいマネージメントをしていく。シングルマザーや病気の人には手厚くサポートすることが必要などと話した。女性の低年金について、厚生労働省はこの数字が出たことをきっかけに厚生年金の適用拡大などをさらに進め、男女問わず年金の給付水準の確保に取り組んでいくとコメントした。