日本の歌謡界を牽引してきた歌手・橋幸夫(82歳)が肺炎のため死去。1960年、17歳の時に「潮来笠」でデビュー。その年の日本レコード大賞では橋のために新人賞が創設された。1962年には吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」が大ヒットした。同じ60年代にデビューした橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦は御三家と言われ人気を集めた。デビュー60周年を祝うコンサートでは「同年代の人はみんなポップスやロカビリーなどの方に行ったが、自分は昭和の歌謡曲だった。それが自分の財産。いい人生だった」と話していた(2020年2月、当時76歳)。2021年10月、80歳の誕生日に歌手活動から引退すると宣言(当時78歳)。しかし去年4月、「最後に声がかれるまで歌わせていただきたい」と引退を撤回し生涯現役を宣言。去年6月の番組出演時、ファンからのお叱りで引退を撤回したと明かした。今年5月にアルツハイマー型認知症を公表。北島三郎は「はじめて潮来笠を聴いたときには本当にしびれた。心よりご冥福をお祈りいたします」、吉永小百合は「いつまでも謳い続けようと思っていらしたことでしょう。2人で歌った『いつでも夢を』は私の宝物」とのコメントを発表。
