今年1月から3月のGDP速報値は物価変動の影響を除いた実質でマイナス0.5%だった。1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス2.0%で、2期ぶりのマイナス成長。一部自動車メーカーの認証不正問題での出荷停止が全体を押し下げた。こうした中、GDPの半分以上を占める個人消費がマイナス0.7%となった。消費が4期連続でマイナスになるのはリーマンショックでの落ち込み以来15年ぶりで食料品や衣服などが振るわない状態が続いている。政府は来月からの定額減税などで消費を下支えするとしているが国内景気は正念場を迎えている。