大正時代から続く伝統の一戦である大学ラグビーの早明戦。意地と意地がぶつかり合う特別な試合はいつの時代も見る者の心を燃え上がらせてきた。ことしは節目となる100回目の対戦となる。早稲田が掲げる「展開ラグビー」はバックスが織り成す華麗なパスワークがえんじのプライド。対する紫紺の明治は重量フォワードで前へ伝統のスタイルを今も貫く。対戦成績は早稲田55勝、明治42勝。今季ここまでリーグ戦6戦全勝の早稲田は引き分け以上で優勝が決定。1敗している明治は不利な条件だが、それを超える戦いが早明戦だ。前半13分早稲田はキャプテンの佐藤が先制のトライ。明治もプロップの檜山が押さえて同点。互いに点を取り合う展開の中前半は早稲田が僅かにリードして折り返す。後半、同点となって21分。早稲田フォワードの佐藤が意表をつくキックパス。さらに攻め込んで日本代表の矢崎が執念の勝ち越しトライ。明治は10点を追う38分。ゴールも決まり、これで3点差。日本のラグビー史を紡いできた両雄の意地とプライドに、実況も熱量がアップ。最後は早稲田が明治の猛攻をしのぎ100回目の対抗戦の早明戦は早稲田が勝利した。早稲田27−24明治。
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URL: https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/
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