きょう、財政制度等審議会は今日の会合で財政運営の将来的な課題などについて意見交換を行った。財務省は今年2月に、今後長期金利は上昇していく見通しを示しているが、今回は予期せぬ経済状況の変化で来年度以降の金利が見通しより1%高く推移した場合の利払い費への影響を試算した。それによると、30兆円余の新規国債の発行が続けば2033年度の利払い費は8兆7000億円上振れるとしている。委員からは現在の低金利に依存せず財政健全化に取り組むべきや利払い費を減らす努力が必要などの意見が出た。増田分科会長代理は金利のある世界が来ても財政の持続可能性は維持しなければならないなどと述べた。